今日25日の北海道は強い冬型の気圧配置で、日本海側を中心に大雪や猛ふぶきとなっています。今後も雪や風が強まりやすく、今日がピークとなるでしょう。また、明日も冬型の気圧配置が続き、ピークは過ぎるものの、今日と同じような地域で雪の降りやすい状態が続く見込みです。明日にかけて交通障害に注意・警戒し、最新の気象情報や交通状況を確認するようにしてください。
昨日24日、道内で最も雪が多くなった宗谷地方の中頓別は、日降雪量が50センチに達しました。中頓別で1月に一日で50センチ以上の雪が降るのは、20年ぶりのことでした。
また、札幌では今月に入ってから昨日までの降雪量が147センチに達し、平年の1月の降雪量(137センチ)をすでに超えたことになります。
今日25日の北海道付近は、強い冬型の気圧配置で、気圧の傾きが大きくなっています。
日本海側やオホーツク海側を中心に断続的に雪が降り、降り方の強まる所が多いでしょう。雪の中心は宗谷や留萌、石狩や後志地方、知床半島周辺ですが、夜にはオホーツク海側のその他の地域でも、雪が強まりやすくなりそうです。
明日午前6時までの24時間に降る雪の量は、多い所で以下の通りです。
日本海側(宗谷や石狩・後志地方) 50センチ
オホーツク海側(網走・紋別地方) 50センチ
太平洋側(根室北部) 40センチ
なお、札幌周辺にも北西の風が続くため雪雲が入りやすく、大雪となる恐れがあります。札幌の今日午前10時現在の積雪は69センチで、平年の1・1倍となっていますが、明日にかけては雪かきが複数回必要になるかもしれません。
また、全道的に風も強まり、見通しの全くきかない猛ふぶきとなる恐れもあります。
夜にかけては猛ふぶきや吹きだまりによる交通障害に警戒してください。不要不急の外出は避けた方が良いですが、もし車で外出する際は、万が一の立ち往生に備えて、けん引ロープや防寒具、スコップなどを車に積んでおくようにしてください。
なお、雪雲があまり入らない太平洋側の地域でも、暴風となる恐れがあるため、警戒が必要です。
明日26日の北海道付近は、強い冬型の気圧配置が続くでしょう。
北西の風が吹きやすいため、今日と同じような地域で断続的に雪が降りそうです。雪や風のピークは今日となるため、明日は幾分弱まる見込みですが、それでも時折風雪が強まることがあるでしょう。宗谷地方では明け方まで猛ふぶきに警戒し、その他の地域でも大雪やふぶきによる交通障害には十分注意してください。
明日午前6時からの24時間に降る雪の量は、多い所で以下の通りです。
日本海側 20センチ〜40センチ
オホーツク海側 20センチ〜40センチ
太平洋側 10センチ〜20センチ
札幌や新千歳空港周辺にも活発な雪雲が時折流れ込むため、公共交通機関や空の便への影響が長引く可能性もあります。外出の際は時間に余裕を持って行動し、最新の気象情報・交通情報を確認するようにしてください。
