明日15日は強い冬型の気圧配置になり、北海道から北陸を中心に荒れた天気になるでしょう。16日にかけて大雪や猛吹雪による交通機関の乱れに警戒が必要です。来週末は太平洋側でも冷たい雨で、標高の高い所では雪が降るでしょう。
明日15日から16日かけて、日本付近は冬型の気圧配置が強まり、上空には寒気が流れ込むでしょう。
北海道から北陸では16日にかけて広く雪が降り、警報級の大雪になるおそれがあります。さらに雪を伴った非常に強い風が吹き、海上では大しけとなるでしょう。猛ふぶきや吹きだまりによる交通機関の乱れ、車の立ち往生、暴風や高波に警戒してください。能登半島地震で損傷を受けた家屋では、積雪の重みなどによる倒壊にも注意が必要です。
近畿北部から山陰は、15日は断続的に雪が降りそうです。
太平洋側は晴れ間がありますが、東海や近畿中部、四国では一時的に雨が降り、標高の高い所では雪が降るでしょう。北よりの風が強まり、体感温度が下がりそうです。
16日は太平洋側は日差しが届きますが、日中も真冬の厳しい寒さでしょう。寒さ対策を万全になさってください。
17日は、冬型の気圧配置が緩む見込みです。日本海側でも晴れ間が出て、寒さが少し和らぎそうです。
18日から20日にかけては、西日本から東日本の南岸沿いに前線が停滞しやすいでしょう。21日には前線上には低気圧が発生する見込みです。
20日は九州から関東甲信、北陸の広い範囲で雨が降るでしょう。気温は朝からほとんど上がらず、東京都心でも最高気温は5℃が予想されています。冷たい雨が降り、標高の高い所では雪が降ることもあるでしょう。
21日から22日頃にかけても前線や低気圧の影響で、冷たい雨の降る所が多いでしょう。21日は、東北の太平洋側の平地でも雪が降る所がありそうです。気象予測モデルによっては、関東の平地でも雪が予想されています。まだ予報が変わる可能性がありますので、最新の天気予報をこまめに確認するようにしてください。
もしも雪道で立ち往生してしまった場合、一酸化炭素中毒に注意が必要です。
車が雪に埋まったときは、原則、エンジンを切りましょう。マフラーが雪に埋まると排気ガスが車内に逆流し、一酸化炭素中毒を起こすおそれがあります。窓を開けて換気しても、窓の開口量や風向きなどの条件によっては、一酸化炭素中毒の危険が高まることがあります。
防寒などでやむを得ずエンジンをかけるときは、マフラーが雪に埋まらないように、こまめにマフラーのまわりを除雪してください。雪道を運転する場合は、万が一に備えて、除雪用のスコップや防寒着、毛布などを車内に用意しておくとよいでしょう。
23日頃からは冬型の気圧配置になり、北日本の日本海側や北陸では雪の降る日が多いでしょう。積雪がさらに増えるおそれがありますので、被災地では家屋の倒壊などに引き続きご注意ください。
