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高温続く 全国に高温に関する早期天候情報 積雪地帯は雪崩に注意 年始に一時寒気

  • 2023年12月28日
  • tenki.jp

気象庁は今日28日、この先の1か月予報を発表しました。1月中頃にかけて全国的に高温傾向が続く見込み。また、全国を対象にこの時期としては10年に一度の高温予想も。積雪の多い所では融雪による雪崩に注意。年末年始も暖かい日が多い見込みですが、年始は一時的に寒気南下も。

1月前半 全国的に高温傾向 後半は寒さと雪に注意

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気象庁は今日28日、12月30日〜1月29日にかけての、この先の1か月予報を発表しました。

この先1か月の平均気温は全国的に「平年より高く」、また、北日本から東日本の日本海側の降雪量は「平年より少ない」見込みです。
1月中頃にかけて、日本付近は冬型の気圧配置が弱く、寒気の影響を受けにくくなるでしょう。

気温はこの時期としては高く、雪の降る日は少ないものの、1月後半は寒気の影響を受けやすい見込みです。1月は前半と後半で気温の変化が大きくなりそうです。1月後半ほど日本海側は大雪に、太平洋側も南岸低気圧の影響による雪にご注意ください。
なお、近いところでは、年始にかけて一時的に寒気が南下する見込みで、日本海側で大雪になる所があるでしょう。

年始にかけて一時寒気が南下 大雪や吹雪に注意

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31日大晦日から1日元日にかけては荒れた天気にご注意ください。

31日大晦日は、気温が比較的高いため、全国の広い範囲で雨や湿った雪となり、局地的に降り方が強まりそうです。午後は北陸以北の日本海側は山沿いから次第に雨から雪に変わるでしょう。

1日にかけて、北陸から北の日本海側は雪が続き、山沿いを中心に再び積雪が増えそうです。新潟県や北陸3県、長野県、岐阜県の山へご来光の望む登山は、悪天予想となるため、中止を検討するのが賢明です。
また、日本海側は吹雪で見通しが悪くなったり、道路の状況が悪くなるなど、交通にも影響が出そうです。

年越しは、雪の情報を確認して、ゆとりを持った行動をとるようにしましょう。

全国を対象に「高温に関する早期天候情報」が発表

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気象庁はきょう28日、全国を対象に「高温に関する早期天候情報」を発表しました。
これは、この時期としては10年に1度程度しか起きないような著しい高温となる可能性が、いつもより高まっているときに発表される情報です。

年末年始も比較的暖かい日が多く、気温がかなり高い日もあるでしょう。31日大晦日の午後から2日にかけては、一時的に寒気の影響を受けますが、1月3日頃から気温が全国的に平年に比べて「かなり高くなる」可能性があります。
日本海側では平年を上回る雪が積もっていて、融雪がすすむ恐れがあります。雪崩や落雪など雪の事故が発生しやすくなるため、十分ご注意ください。
また、温度の変化や高めの気温に弱い農作物の管理などにも注意が必要です。

※「早期天候情報」は、その時期としては10年に1度程度しか起きないような著しい高温や低温、降雪量(冬季の日本海側)となる可能性が、いつもより高まっているときに、6日前までに注意を呼びかける情報です。
6日先から14日先までの期間で、5日間平均気温が「かなり高い」「かなり低い」となる確率が30%以上、または5日間降雪量が「かなり多い」となる確率が30%以上と見込まれる場合に、以下に示すような情報を発表します。

急な雪解け 注意点は?

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暖かくなることで心配されるのが雪解けによる災害や事故です。積雪が多く残る所では、次の3つの点に注意が必要です。

①雪解けによって「全層なだれ」が発生しやすくなります。山に積もった雪が全て滑り落ちる現象で、気温の上昇や雨の後などに多く発生します。過去になだれが発生した斜面や積雪に亀裂が入っている所では、特に注意が必要です。

②気温の上昇によって積もった雪が滑り、「屋根からの落雪」が起こりやすくなります。軒先で作業する際は頭上の状況を確認するなど注意が必要です。また、除雪作業を行う場合は、命綱とヘルメットを装着し、できるだけ複数人で実施するなど、安全を確保するようにしてください。

③雪が多く積もった道路で、気温が上昇したり、雨が降ったりすると、「冠水」のおそれがあります。路肩に集められた雪によって排水が悪くなったり、雪の塊が排水溝を塞いだりしてしまうことがあるためです。大雪のあとの雨は、たとえ大雨でなくても、道路の冠水に十分ご注意ください。

太平洋側や西日本 冬晴れ少なく、雨量多くなる可能性

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この先1か月、寒気の影響を受けにくい北日本の日本海側や北陸では、降水量は平年並みで、日照時間は北陸で平年並みか多いでしょう。
1月としては曇りや雨、雪の日が少なく、日差しもありそうです。
沖縄・奄美は降水量、日照時間ともに平年並みでしょう。

一方、平年に比べて暖かく湿った空気の影響を受けやすい、北日本から東日本の太平洋側、西日本は、降水量は平年並みか多く、日照時間は平年並みか少ない見込みです。この時期期としては、冬晴れの日が少ない傾向となるでしょう。低気圧の動向や影響などに注意してください。

2024年の幕開けを飾る初日の出は、関東から西の太平洋側を中心に、見られる可能性が高い見込みです。元日は特に寒くなるため、ご覧になる際は、しっかり防寒対策をなさってください。

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