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11月の星空・天文情報 「おうし座流星群(南群・北群)」や「しし座流星群」が極大

  • 2023年11月6日
  • tenki.jp

11月の星空・天文情報です。6日ごろは「おうし座南流星群」、13日ごろは「おうし座北流星群」の活動が極大になります。18日には「しし座流星群」も極大を迎え、流れ星を見られるチャンスが度々あります。

「夏の大三角形」のあと「冬の大三角形」

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11月に入り、一段と空が暗くなるのが早くなってきました。すっかり早くなった日の入りのあと、澄んだ晩秋の夜空を美しい星や注目の天体ショーが彩ります。

夜の早い時間帯は西の空に「夏の大三角」が見られます。「夏の大三角」が深夜に差しかかって沈んでいくころには、東の空から、「冬の大三角」が姿を現し、星空からも季節の移り変わりを感じることができます。「冬の大三角」は、おおいぬ座のシリウス、こいぬ座のプロキオン、オリオン座のベテルギウスを結んでできる三角形で、全て1等星以上の星のため、とても華やかです。

27日は満月 11月の満月は「ビーバームーン」

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11月は、27日18時16分に満月を迎えます。
満月には英語圏で様々な呼び名があります。4月は「ピンクムーン」、6月は「ストロベリームーン」などと月ごとに呼び方が変わります。11月の満月は「ビーバームーン」と呼ばれます。名前の由来は諸説ありますが、ビーバーが巣作りをする頃や毛皮にするビーバーを捕獲するための罠を仕掛ける頃であることから付けられたようです。このような呼び名を思い出しながら、月を眺めてみるのも良さそうです。

なお、27日の東京の月の出は16時8分です。

6日ごろは「おうし座南流星群」極大 13日ごろは「おうし座北流星群」極大

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6日ごろは「おうし座南流星群」、13日ごろは「おうし座北流星群」の活動が極大となります。ピークはあまりはっきりしておらず、見ごろは「おうし座南流星群」は10月中旬から11月上旬、「おうし座北流星群」は11月上旬から中旬にかけてで、今の時期は二つの流星群が見ごろとなります。

それぞれの流星数は1時間に2個程度ですが、火球と呼ばれる明るい流星が流れる割合が高くなっています。

18日は「しし座流星群」が極大

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18日は、「しし座流星群」の活動が極大となります。極大時刻は14時頃で太陽が昇っていますので、18日の未明と19日の未明が見ごろです。月明りの影響はなく、条件は良いでしょう。1時間あたりの流星数は3個程度です。

秋が深まり、夜間はグッと冷え込むようになってきました。星空観察の際は、寒さ対策をしっかりとなさってください。

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