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彼岸入りも真夏日続出 35℃近くまで上がった所も この先は秋と夏のせめぎ合い続く

  • 2023年9月20日
  • tenki.jp

きょう20日(水)は「彼岸入り」ですが、厳しい残暑に。九州〜東北の広い範囲で最高気温30℃以上の真夏日続出。東京都心や仙台市などでは、年間真夏日日数の過去最多記録を更新中。この先は、秋と夏のせめぎ合いが続きます。各地の気温や湿度はどうなる?

「彼岸入り」も厳しい残暑

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きょう20日は「彼岸入り」。暑さ寒さも彼岸までといわれますが、厳しい残暑が続きました。

沖縄や九州〜東北の広い範囲で最高気温30℃以上の真夏日続出。900地点あまりあるアメダスの内、400地点以上で真夏日となり、35℃以上の猛暑日に迫る所もありました。(15時まで)。

15時までの最高気温は、和歌山県和歌山市の友ヶ島灯台では34.7℃と、9月下旬とは思えない厳しい暑さとなりました。1週間ぶりに35℃以上の猛暑日地点はゼロとなりましたが、湿度が高く、真夏のような暑さとなりました。

その他、那覇市31.7℃、福岡市31.9℃、広島市31.2℃、大阪市33.5℃、名古屋市32.2℃、東京都心32.3℃、仙台市30.7℃など。

きょう20日(水)で、年間真夏日日数が東京都心は88回目、仙台市は66回目と、ともに、過去最多記録を更新中です。また、東京都心では9月中旬の全ての日で真夏日になりました。東京都心で9月中旬の全日が真夏日となるのは初めてのことです。

今年は暑さの記録続々更新 ①猛暑日の日数が過去最多を更新

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今年は暑さの記録を続々と更新しています。

最高気温35℃以上の猛暑日日数は、群馬県桐生市で46日と、これまでの記録45日(1994年:大分県日田市)を更新。その他、東京都心は22日、富山市は30日など、過去の猛暑日最多記録を大きく更新しました。

今年は石川県小松市と福島県伊達市(梁川)で、最高気温40.0℃を観測。日本の暑さの記録は41.1℃で、静岡県浜松市(2020年8月17日)と埼玉県熊谷(2018年7月23日)で観測されていますが、日本一の暑さに迫る、酷暑となりました。

②名古屋や札幌 猛暑日の最晩記録を更新

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また、最高気温35℃以上の猛暑日の最も遅い記録を、札幌市と名古屋市で更新。今年は記録的な暑さが長く続いたのが特徴です。

ちなみに、国内で最も遅い猛暑日を記録したのは、新潟県糸魚川市で10月9日(2013年)です。

訂正:仙田市の真夏日最晩記録を訂正しました

この先はどうなる?

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あす21日(木)は、前線上を低気圧が東進し、22日(金)は前線が本州の南岸まで下がる見込みです。

前線の北側は秋の空気、南側は夏の空気があり、せめぎ合いが続くため、あす21日(木)は九州〜東北の広く範囲で大気の状態が不安定。東北や九州などでは、局地的に雨雲が発達し大雨のおそれがあるため注意が必要です。22日(金)は雨の範囲は狭くなるでしょう。

23日(土:秋分の日)〜24日(日)は、本州付近は移動性高気圧に覆われ、広くカラッとした晴天となりそうです。

一足先に、前線の北側に入った北海道では、あす21日(木)朝はグッと冷える見込みです。最低気温は、札幌市で13℃、旭川市では8℃と、暖房が欲しい寒さとなりそうです。

東北から九州も、前線通過に伴う雨のあと、いったん厳しい暑さは収まる見込みです。東京都心でも朝晩は20℃くらいまで下がり、軽い上着や長袖があると安心です。ただ、日中はまだ関東以西では最高気温30℃前後と夏日の所が多い見込みです。来週中頃は、再び、夏の太平洋高気圧が盛り返す予想も。ちなみに、過去30℃以上の真夏日が最も遅い記録は、東京都心で10月12日、名古屋市で10月17日、大阪で10月20日となっています。

気温と服装 これみて安心

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一般的に、気温が25℃以上だと半袖、20℃を下回ると長袖シャツがほしくなります。15℃を下回ると、カーディガンなど羽織る物、10℃を下回るとコートが必須の寒さとなります。

東京都心などでは、朝晩は軽い羽織る物が必要な日が多くなりますが、10月中旬くらいまでは30℃以上の真夏日の日があるかもしれません。朝晩と日中の気温差が大きくなる時期です。重ね着など、服装でうまく調節しましょう。

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