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長期間の高温と少雨の情報発表も あす14日は危険な残暑 九州など警報級大雨の恐れ

  • 2023年9月13日
  • tenki.jp

きょう13日、長野県と秋田県に長期間の高温と少雨に関する情報が発表。この夏は記録的な高温となり、降水量が少ない状態が続いています。この先1週間は、局地的に雨が強まっても少雨を解消するほどの雨はなさそう。あす14日も9月中旬としては危険な残暑と局地的大雨に警戒。

長野県・秋田県に少雨と長期間の高温に関する情報

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きょう13日、気象庁は長野県と秋田県に高温と少雨に関する情報を発表しました。
この夏は記録的な高温となり、7月下旬頃から降水量が少ない状態が続いています。

上の図は、きのう9月12日まで45日間の降水量の平年比です。特に北陸や長野県、東北の日本海側で降水量は平年値を大幅に下回っているのが分かります。秋田県の降水量は、ほとんどの所で平年の半分以下となっていて、秋田市は78.5ミリとなり平年の3割です。長野県は場所によって降水量にばらつきがありますが、南木曽町では86.0ミリとなり平年の2割程度となっています。新潟市でも65.0ミリで平年の3割以下です。

この先1週間は、周期的に雨が降り気温が一時的に下がる日もありますが、少雨を解消するほどの雨はなさそうです。農作物や水の管理にご注意ください。

あす14日 九州など西日本で警報級大雨の可能性

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あす14日は、東シナ海から秋雨前線がのびて、南から暖かく湿った空気が流れ込むでしょう。

前線に近い、九州北部や中国地方では、朝から雨で激しく降る所もある見込みです。四国や近畿も局地的に激しい雨が降る恐れがあります。
大雨警報が発表される可能性は、長崎県の壱岐・対馬で「高」、長崎県北部と島根県、大阪府では「中」となっています。
短時間で雨量が増える可能性があるため、土砂災害や道路の冠水や低い土地の浸水などに十分注意、警戒をしてください。

北海道や東北北部は昼前から雨で、雨の降り方が強まる所もある見込みです。北海道や東北ではきのう12日は、記録的な大雨の降った所もあり、再び災害の危険度が高まる恐れがあります。雨の降り方にご注意ください。
東海や関東、北陸、東北南部は午前中はおおむね晴れますが、午後は突然雨が強まるなど、天気が急変する所もあるでしょう。

あす14日 危険な残暑も 暑さの記録を更新か

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気象庁がきょう13日午後5時に発表したあす14日の予想最高気温です。

きょう13日は、関東の内陸部を中心に35℃に迫る暑さになった所もありましたが、あす14日も東北や関東甲信越から近畿にかけての内陸部を中心に35℃に迫る暑さとなり、猛暑日になる所もあるでしょう。9月中旬とは思えない危険な暑さになる所もありそうです。

今年の年間猛暑日日数はきょう13日までに、群馬県桐生市で44日、埼玉県熊谷市で43日となり過去最多となっていますが、まだ記録がのびる可能性があります。

運動会の練習など、屋外で過ごす時間も増える頃ですが、熱中症対策を万全に行い、活動時間帯を変更するなど、できる限り危険な暑さを避けてください。

秋雨前線が主役に 来週は秋の気配も

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この先の天気図を見ると、18日(月・敬老の日)にかけては、太平洋高気圧の張り出しが強く、厳しい残暑が続く見込みです。
ただ、19日(火)以降、ようやく太平洋高気圧が弱まる見込みで、本州付近も秋雨前線の影響で雲が広がりやすくなるでしょう。このタイミングで厳しすぎる残暑は落ち着きそうです。

20日(水)が彼岸の入りですが、ちょうどそのころから気温が下がる見込みです。ただ、日中は30℃を超える気温が続くため、湿度が高く蒸し暑く感じられるでしょう。引き続き、熱中症に注意を心がけつつ、長袖など秋物の準備も進めると良さそうです。

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