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6日 元台風12号で前線活発化 大雨警戒 災害危険度高まる恐れ 台風13号発生へ

  • 2023年9月5日
  • tenki.jp

あす6日は、秋雨前線が活発化し、広範囲で大雨となる恐れがあります。きょう5日は北陸などで局地的大雨となり、更なる雨で災害の危険度が高まる恐れも。危険な場所には近づかず、情報に注意を。また、台風13号が発生・北上予想。7日頃には伊豆諸島に近づく恐れがあります。

きょう5日 北陸で猛烈な雨

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きょう5日は晴れている所もありますが、台風12号から変わった熱帯低気圧が四国付近で停滞する中、日本の南から寒気がゆっくり北上しています。湿った空気や上空の寒気の影響で、全国的に大気の状態が不安定です。
特に、日本海沿岸では風が収束して、雨雲が発達しやすくなっています。

新潟県糸魚川市青海付近では、きょう5日午後4時までの1時間に約120ミリの猛烈な雨が降ったとみられ、「記録的短時間大雨情報」が発表されました。また、富山県富山市大山では、午後3時49分までの1時間に90.0ミリの猛烈な雨を観測し、統計開始以来、過去最大の雨量を記録しました。

北陸だけではなく、きょうは中国地方や北海道でも記録的な大雨となった所があります。
午後6時現在も、九州北部から山陰、北陸、関東北部、東北で局地的に雨雲が発達しています。晴れている所もこのあと急に雨雲が発達し、大雨となる恐れがあるため、注意が必要です。少しでも、積乱雲が近づく兆しを感じたら、早めに安全な場所に避難してください。

あす6日 元台風12号と秋雨前線の影響 広く警報級大雨の恐れ

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あす6日にかけて雨の範囲が広がり、広い範囲で大雨となる恐れがあります。

この理由は、対馬海峡から東北地方にのびる前線に向かって、暖かく湿った空気が流れ込み、前線の活動を活発化させるためです。この暖かく湿った空気は元台風12号によるもので、熱帯由来の暖湿気を持ち運ぶため、雨雲が発達しやすくなる見込みです。前線が、あさって7日朝にかけて西日本や東日本を南下するでしょう。

西日本や東日本、東北にまとまった雨をもたらす恐れがあり、場合によっては「警報級の大雨」となる可能性があるでしょう。

九州や中国、四国、近畿は朝から雨で、局地的に激しく降る見込みです。東海や北陸、東北も昼前には雨で、午後は本降りの雨となり、バケツをひっくり返したような雨の降り方になる所も。関東は午後から雨の範囲が広がり、夜は雷を伴って雨脚が強まりそうです。

また、太平洋沿岸など、局地的に風も強まるでしょう。あす6日は、沿岸部ほど横殴りの雨になる所もありますので、外出の際は注意が必要です。

予想降水量

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西日本や北日本では6日にかけて、東日本では7日にかけて、雷を伴って非常に激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。

6日午後6時までの24時間に予想される雨量(多い所)
四国地方 250ミリ
近畿地方、北陸地方 120ミリ
中国地方、東北地方 100ミリ
関東甲信地方 80ミリ

7日午後6時までの24時間に予想される雨量(多い所)
関東甲信地方 100から150ミリ の見込みです。

土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。また、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。
発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めてください。

台風13号 発生後北上へ 8日頃に関東沖か

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日本の南にある熱帯低気圧は台風に発達する見込みです。台風になれば台風13号となります。

台風の発生後は北上する見込みで、予報円の中心付近を通れば、7日頃には伊豆諸島近海に進み、その後、8日頃には関東の南東沖に進む見込みです。関東にも近づく恐れがあります。

今のところ台風としてはあまり発達することはない見通しですが、熱帯由来の暖かく湿った空気を運びこむため、大雨など油断ができません。
6日から7日にかけては、伊豆諸島では雨や風が強まり、関東も8日頃には、台風周辺や台風本体の活発な雨雲がかかる恐れがあります。沿岸部ほどまとまった雨となる可能性があるため、十分注意してください。

関東に近づいた後に、速度が遅くなるため、海上では高波が続くなど、影響が長引く可能性もあります。最新の台風情報にご注意ください。

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