サイト内
ウェブ

台風11号 3日にかけて先島諸島接近へ 猛烈な風に厳重警戒 今後も熱帯擾乱発生か

  • 2023年9月1日
  • tenki.jp

台風11号は強い勢力を保ち、3日にかけて先島諸島に接近する見込みです。トラックが横転するほどの猛烈な風が吹く予想で、暴風に厳重に警戒してください。一方、台風12号は2日夜から3日未明にかけて小笠原諸島に接近する予想です。その後も南の海上で熱帯擾乱が発生する可能性があります。

台風11号 3日にかけて先島諸島に接近へ

画像A

強い台風11号は、きょう(1日)午後3時には沖縄の南にあって、1時間におよそ15キロの速さで西へ進んでいます。中心の気圧は980ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は35メートル、最大瞬間風速は50メートルで、中心から半径55キロ以内では風速25メートル以上の暴風となっています。

台風11号は、あさって(3日)にかけて強い勢力で先島諸島に接近する見込みです。比較的小さい台風のため、台風が接近すると急に雨や風が強まり、状況が急に悪化する可能性があります。
先島諸島では、暴風域がかかる予想です。あす(2日)からあさって(3日)は猛烈な風が吹き、飛来物によって負傷したり、走行中のトラックが横転するおそれもあります。不要不急の外出は控え、屋内では窓から離れるなど暴風に厳重に警戒してください。

海上ではうねりを伴って波が高まるでしょう。先島諸島では大しけとなるため、高波に厳重に警戒してください。また、沖縄本島地方や奄美でも3日にかけて、しけとなる見通しで、高波に十分注意が必要です。

さらに、あす(2日)は先島諸島の多い所で1時間に30ミリの激しい雨が降る見込みです。土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に十分注意してください。台風の進路等によっては、先島諸島ではあす(2日)からあさって(3日)にかけて警報級の大雨となるおそれがあります。

また、先島諸島と沖縄本島地方では、高潮による浸水や冠水にも注意が必要です。

台風11号は、その後、西寄りに進み、あさって(3日)には台湾付近へ進む予想となっています。

予想される風の強さ

画像B

あす(1日)に予想される最大風速(最大瞬間風速)は、
沖縄本島地方 15メートル(25メートル)
大東島地方  15メートル(25メートル)
先島諸島   13メートル(25メートル)

あさって(2日)に予想される最大風速(最大瞬間風速)は、
沖縄本島地方 15メートル(25メートル)
大東島地方  15メートル(25メートル)
先島諸島   30メートル(45メートル)

あさって(3日)に予想される最大風速(最大瞬間風速)は、
先島諸島   30〜40メートル(40〜60メートル) です。

先島諸島では暴風に厳重に警戒してください。

また、きょう(1日)予想される波の高さは、いずれもうねりを伴い、
沖縄本島地方 4メートル
大東島地方  4メートル
先島諸島   5メートル

あす(2日)予想される波の高さは、いずれもうねりを伴い、
沖縄本島地方 5メートル
大東島地方  4メートル
先島諸島   8メートル

あさって(3日)に予想される波の高さは、いずれもうねりを伴い、
沖縄本島地方 5メートル
大東島地方  4メートル
先島諸島   7メートル

また、あさって(3日)午後6時までの24時間に予想される雨量は、先島諸島の多い所で、100〜150ミリとなっています。

画像C

台風12号 小笠原諸島へ接近 その後北上

画像D

一方、台風12号は、きょう(1日)午後3時には南鳥島近海にあって、1時間におよそ35キロの速さで北西へ進んでいます。中心の気圧は992ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は25メートル、最大瞬間風速は35メートルです。
台風12号はあす(2日)の夜のはじめごろからあさって(3日)未明にかけて小笠原諸島に最も接近する見通しです。小笠原諸島では、高波や土砂災害、河川の増水、低い土地の浸水に注意・警戒が必要です。また、強風や高潮にも注意してください。

あす(2日)予想される波の高さは、小笠原諸島で、5メートル、うねりを伴う
あさって(3日)に予想される波の高さは、小笠原諸島で、5メートル、うねりを伴う

あす予想される最大風速(最大瞬間風速)は、小笠原諸島で18メートル(25メートル)
あさって(3日)に予想される最大風速(最大瞬間風速)は、小笠原諸島で15〜19メートル(20〜30メートル)

あす(2日)に予想される1時間降水量は、小笠原諸島の多い所で30ミリ
3日も激しい雨の降る所がありそうです。

あさって(3日)午後6時までに予想される24時間降水量は、小笠原諸島の多い所で50〜100ミリ となっています。

台風12号は西寄りに進み、あさって(3日)午後3時までには日本の南で熱帯低気圧に変わる見込みです。熱帯低気圧や周辺の湿った空気の影響で、西日本を中心にまとまった雨となる可能性があります。
最新の気象情報を確認するようにしてください。

その後も熱帯擾乱が発生か

画像E

南の海上には、まとまりつつある雲があります。台風11号や12号の後も、熱帯擾乱が発生する可能性があります。
週間天気図をみると、来週半ば以降、熱帯擾乱が南西諸島や西日本に接近する予想となっています。これはあくまで予測モデルの計算結果の1つではありますが、来週は熱帯擾乱の影響を受けたり、暖かく湿った空気が流れ込むことで秋雨前線が活発になり、大雨となったりする可能性があります。
最新の気象情報を確認するようにしてください。

あわせて読みたい

キーワードからさがす

gooIDで新規登録・ログイン

ログインして問題を解くと自然保護ポイントが
たまって環境に貢献できます。

掲載情報の著作権は提供元企業等に帰属します。
tenki.jp