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猛暑いつまで? 高温の秋に 秋雨前線や台風の影響は長引く可能性 冬の訪れ遅い

  • 2023年8月19日
  • tenki.jp

9月に入ると、本州付近に秋雨前線が停滞するようになるでしょう。猛暑に終わりがみえてきました。とはいうものの、残暑は厳しいでしょう。台風シーズンも続きます。

今年2023年の猛暑日 東京都心など過去最多

一番上の図は、本州で梅雨が明けた頃から、今月8月18日までの30日間の平均気温です。北海道から関東を中心に、平年より2℃以上高い所が多くなっています。

今年2023年の猛暑日(最高気温が35℃以上の日)は、きょう19日までで、東京都心は20日、これまでの年間最多である2022年の16日の記録を更新中です。富山市は22日で、2018年の記録と並び、年間最多になりました。

猛暑いつまで? 猛暑が収まったとしても残暑厳しい

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少なくとも向こう1週間程度は、九州から東北で、最高気温が35℃くらいまで上がる日が続く所が多いでしょう。

9月に入ると、本州付近に秋雨前線が停滞しやすくなる見込みです。曇りや雨のぐずついた天気になり、猛烈な暑さは収まりそうです。とはいうものの、秋めくとはとても言い難く、残暑はまだまだ厳しいでしょう。

上の図は、北半球の上空1500メートル付近の温度で、9月から11月の予想です。平年より高いことを示すオレンジ色のエリアに、日本も含め広く覆われています。季節の進みはゆっくりで、高温の秋になりそうです。

秋晴れ少なく 秋雨前線や台風の影響は例年より長引く可能性

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今年の秋は、本州付近に秋雨前線が停滞しやすく、秋晴れは少ないでしょう。

台風シーズンが続きます。台風の発生の平年値は、年間で最も多いのは8月で5.7個、次いで9月で5.0個です。
秋の台風は、南海上から放物線を描くように進み、日本に接近することが多くなります。本州付近に停滞する秋雨前線の活動を活発にして、大雨になることもあります。

今年は、秋雨前線や台風の影響が、例年より長引く可能性もあります。日ごろから、危険な場所の確認、非常用品の準備、側溝の掃除をして水はけをよくするなど、台風や大雨への備えをしておくとよいでしょう。

冬の訪れは?

11月になると、例年では、西高東低の冬型の気圧配置が現れるようになり、木枯らしが吹く頃です。ただ、今年は、大陸の高気圧が、なかなか張り出しを強めないため、冬の訪れは遅いでしょう。今後、最新の長期予報をご確認ください。

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