サイト内
ウェブ

北海道では統計開始以来1位の暑さ更新も 18日は関東の内陸で体温超えの暑さに

  • 2023年8月17日
  • tenki.jp

メイン画像

きょう17日は北日本や東日本を中心に気温が上がり、北海道雄武町では35.3℃を観測し、統計開始以来最も高い気温となりました。あす18日は関東の内陸などで体温を超えるくらいの猛烈な暑さとなりそうです。万全の熱中症対策が必要です。

北海道雄武町 統計開始以来1位の暑さを更新

きょう(17日)は北日本や東日本を中心に日差しが出て、気温が上がりました。午後4時までに全国に910余りある観測地点のうち、52地点で最高気温35℃以上の猛暑日となりました。
午後4時までの最高気温は、新潟県阿賀町津川が全国で最も高く、37.6℃でした。また、長野市では36.8℃を観測し、それぞれ今年最も高い気温となりました。

また、北海道の道北や道東でも、今年最も気温が上がった所が多く、雄武町では35.3℃を観測し、1942年の統計開始以来の最高気温を更新しました。なお、雄武町で猛暑日となったのは、統計開始以来3回目です。

18日 関東甲信や東北・北陸などで猛暑日予想

画像B

あす(18日)の最高気温は、北海道は30℃くらいでしょう。
東北から九州、沖縄にかけては、33℃前後の所が多いですが、関東甲信や新潟県、東北の一部では35℃以上の猛暑日となるでしょう。特に関東の内陸を中心に、体温を超えるくらいの猛烈な暑さとなりそうです。最高気温は、埼玉県熊谷市で38℃、前橋市と新潟県長岡市で37℃、東京都心で36℃の予想です。
東京都心で猛暑日となれば、6日ぶり、今年20回目となります。

あす(18日)を対象とした「熱中症警戒アラート」が、岩手県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、東京都、神奈川県、長野県、新潟県、長崎県に発表されています。外出はなるべく避けて、室内ではエアコンを使用するなど、熱中症に厳重に警戒してください。こまめな水分補給も心がけてください。

熱中症警戒アラートとは

画像C

熱中症警戒アラートは、熱中症を予防することを目的に、環境省と気象庁が共同で発表して、暑さへの「気づき」を呼びかけるための情報です。

「暑さ指数(WBGT)」が、全国を58に分けた府県予報区等のどこかの地点で、「33」以上と予想した場合、熱中症警戒アラートが発表されます。熱中症警戒アラートが発表された所では、日頃から実施している熱中症対策を、普段以上に徹底することを心がけてください。

「暑さ指数(WBGT)」近似値は、tenki.jp「熱中症情報」でも確認できます。
気温が同じでも、湿度が高いと、暑さ指数が高くなり、熱中症にかかる人が多くなります。
過去の統計では、暑さ指数が28を超えると、熱中症患者発生率が、急増しています。暑さ指数28以上では、すべての生活活動で、熱中症の危険性があります。暑さ指数が33未満でも、気温や湿度が高いほど、熱中症の危険性が高まりますので、十分お気を付けください。

暑さ指数(WBGT)とは、「危険」「厳重警戒」「警戒」「注意」「ほぼ安全」の5段階あります。段階ごとに、熱中症を防ぐための生活や運動の目安が示されていますので、参考にしてください。

熱中症の応急処置のポイント

画像D

熱中症は、できるだけ予防したいものですが、万が一、症状が疑われる場合は、次のような応急処置が必要です。
まずは、涼しい場所へ移動しましょう。冷房の効いた部屋や、屋外では風通しのよい日陰で、できるだけ早く、体を冷やしてください。
衣服を緩めて、体から熱を逃がしましょう。体温を下げるためには、冷やした水のペットボトル、氷枕などを使って、両側の首筋や、わきの下、足の付け根を冷やすと効果的に体温を下げることができます。
水分と塩分を補給しましょう。冷たい水を、自分で持って飲んでもらうと、体にこもった熱を奪うだけでなく、水分補給もできます。また、経口補水液やスポーツドリンクを飲めば、汗で失われた塩分も適切に補えます。
ただ、吐き気を訴えたり、意識がなかったりするなど、自分で水分を摂ることができない場合は、口から水分を補給するのは禁物です。すぐに病院へ運んでください。

あわせて読みたい

キーワードからさがす

gooIDで新規登録・ログイン

ログインして問題を解くと自然保護ポイントが
たまって環境に貢献できます。

掲載情報の著作権は提供元企業等に帰属します。
tenki.jp