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北海道 週末にかけて大雨が続く恐れ 土砂災害や河川の増水などに警戒

  • 2023年8月4日
  • tenki.jp

北海道は昨日(3日)から道北を中心に広く雨が降りました。局地的に雨脚が強まり、道北では記録的な雨となった所もありました。今日(4日)これからも、道北などでは局地的に激しい雨が降り、大雨となることもありそうです。また、雨は今日でおさまらず、少なくとも6日(日)頃にかけては雨の量が増える恐れがあります。低い土地の浸水や土砂災害、河川の増水・はん濫に警戒してください。

道北では記録的な雨を観測

北海道付近は停滞前線を含む気圧の谷の中で、前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んでいるため、大気の状態が不安定となっています。

昨日(3日)は道北を中心に広く雨が降り、局地的に降り方が強まりました。昨日一日で降った雨の量は、留萌地方の羽幌と宗谷地方の豊富で、ともに86.0ミリでした。
羽幌では1921年の統計開始以来、8月としては9番目に多い日降水量となりました。また、豊富では1976年の統計開始以来、年間を通じて6番目に多い日降水量の記録となりました。

日降水量が100ミリを超えなくても、普段雨があまり多くならないような地域では記録的な大雨となっています。土砂災害や河川の増水など影響がしばらく残る恐れもあるため、雨が弱まるタイミングがあっても、傾斜地や川のそばなど危険な場所には近づかないようにしてください。

今後の天気 週末まで大雨の恐れ

画像B

北海道付近には停滞前線がかかり、大気の不安定な状態が続きます。
今日(4日)これからは、道北は断続的に雨で、その他の地域でも午後は雨が降りやすくなるでしょう。雷を伴って降り方が強まり、道北や道央では局地的に激しい雨の降る恐れがあります。
明日午前6時までの24時間に降る雨の量は、多い所で以下の通りです。
日本海側北部 100ミリ
日本海側南部・オホーツク海側北部 80ミリ

なお、その後も6日(日)頃にかけて雨の降りやすい天気が続き、降り方が強まることもあるでしょう。道北などでは雨の量がさらに増え、8月の平年の1か月の降水量を超える大雨となる恐れがあります。
大雨が続くと、地盤が緩みやすくなっていたり、川の水位が上がったままになってしまうということも考えられます。土砂災害や河川の増水、はん濫には十分に注意・警戒し、お住いの地域に発表される最新の気象情報や、自治体からの情報などを確認するようにしてください。

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