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手のひらサイズのガラス球の中で神秘的に発光するプランクトンを育てる飼育キット「BIOSPHERE」

  • 2024年5月5日
  • Gizmodo Japan

手のひらサイズのガラス球の中で神秘的に発光するプランクトンを育てる飼育キット「BIOSPHERE」
Photo: 山科拓郎

こちらは「かいサポ(お買いものサポーターチーム)」が編集・執筆した記事です。

全国各地の夏の海を、青く幻想的に輝かせる生き物・夜光虫。皆さんは、ご存知でしょうか?

Image: BIOILLUMI

上に掲載した画像のように、波の動きや外的刺激に合わせて光る様子は、一度見たら忘れない美しさです。各地の海辺まで出向かないと鑑賞できないと思われるかもしれません。…でも、夜光虫の仲間を自宅で気軽に飼育できると聞いたら、ちょっと興味が湧いてきませんか?

それを可能にするのが、machi-yaでプロジェクトを実施中の飼育キット「BIOSPHERE」。手のひらサイズの美しいガラス球の中で、“発光プランクトン(Dinoflagellates)=DINO”を育てて、その神秘的な青い光を思うままに堪能できます。

育て方は非常に簡単とのことで、実際に飼育をスタートしてみることに。事前の準備や実際に光る様子など、まとめてレポートします!

飼育に必要なものがすべてセットに

Photo: 山科拓郎

こちらが「BIOSPHERE」のセット内容。直径12cmの飼育用ガラス容器や「DINO」が封じられた海水パック、長期的な育成に必要な栄養剤「DINO FOOD」、説明書などが含まれているため、届いた即日から鑑賞をスタートできます。

Photo: 山科拓郎

ちなみにガラス容器の直径は、馴染みのあるものだとCDと同程度のサイズ感でした。場所を取らないので、置き場に困ることはほぼなさそうです。

Photo: 山科拓郎

ただし、「DINO」を健やかに育てるためには、直射日光ではない太陽光や人工光が当たり、気温18〜25℃をキープできる環境が理想的とのこと。これは「DINO」がCO2を吸収して光合成を行うからです。

また、昼12時間、夜12時間で活動パターンが分かれており、光るのは夜間のみ。このあたりの特徴や飼育方法は説明書に詳しく書かれているので、安心感があります。初心者でも安心して育てられそうですよ。

水の入れ替え不要で、お世話が超簡単!

Photo: 山科拓郎

飼育をスタートするには、「DINO」の海水パックを数回振ってからガラス容器に流し込みます。この際、容器のシリコン栓は内部に面する側に触れないようすることだけ、注意が必要です。

…この工程、幼少期にカブトエビを飼育したときのことを思い出して、なんだかノスタルジックな気持ちになりました(笑)。

Photo: 山科拓郎

先にもお伝えした通り、育て方は非常に簡単。水の入れ替えは不要で、1週間から10日に1回、「DINO FOOD」を適量注ぐだけでOKです。観葉植物に水を与えるぐらいの手間と言えるかも?

加えて必要なのは、空気交換を促進するために、1日1回ガラス容器を旋回させる程度です。「DINO」単体の寿命は7〜10日と儚い命ですが、適切な環境下で細胞分裂を繰り返すため、長く飼育することも可能なんだとか。う〜ん、日に日にかわいくてたまらない存在になりそうですね。

毎夜の神秘的な光が楽しみに

さて、いよいよお待ちかね。発光する様子を観察してみました!

「DINO」は、暗いときに光を発生させる化合物を生成するため、事前準備として暗い場所に1時間ほど保管。光を観察するために、部屋は真っ暗な状態にしています。

発光させる際には、やさしく円を描くように容器を振ればOK。激しく振ると「DINO」が傷ついてしまう恐れがあるので、注意が必要です。

Photo: 山科拓郎

ワインをテイスティングするように容器をぐるぐる回すと、人工光とは趣の異なる、淡く神秘的な青い光が…! 1日の終わりに鑑賞すると、心癒されますね〜。

容器を振り続けると輝きは徐々に弱くなっていき、再び光らせるには少しインターバルが必要です。回復のために、15〜60分ほど休ませてあげましょう。

Photo: 山科拓郎

照明なし&容器を振るためにブレてしまいましたが、肉眼で見た光は上の写真に近い印象でした。まるで銀河を思わせる淡いブルーの輝き、私はひと目で虜になりましたよ!

夜の訪れが待ち遠しくなる、ユニークな飼育キット「BIOSPHERE」。栄養剤は別途購入も可能とのことで、お世話しやすいペットを長〜く飼ってみたい方にもオススメです。

他の写真や動画でも光っている様子をご覧になりたいなら、下記リンク先ページもあわせてぜひチェックしてみてください。

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Image: BIOILLUMI

Photo: 山科拓郎

Source: machi-ya

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