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台風6号接近中 宮古島で最大瞬間風速39.0メートル Uターンで影響が長引く恐れ

  • 2023年8月3日
  • tenki.jp

大型で非常に強い台風6号は沖縄地方に接近しており、宮古島で39.0m/sを観測しました。台風はUターンするため、沖縄や奄美では荒天が長引く恐れがあります。

台風6号が接近 宮古島は暴風域

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3日(木)9時現在、大型で非常に強い台風6号は、宮古島の北約210キロをゆっくりした速さで西北西へ進んでいます。宮古島の一部が暴風域に入っています。

最大瞬間風速は久米島空港で42.2m/s(0時44分)、宮古島で39.0m/s(6時17分)、石垣市伊原間で37.7m/s(2時20分)を観測しました。

300ミリ近い大雨も

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2日(水)は沖縄本島地方を中心に、3日(木)は先島諸島を中心に台風本体の雨雲がかかり、大雨となっています。

24時間雨量の最大値は沖縄県読谷村で286.0ミリ(0時10分まで)、那覇市で259.0ミリ(0時10分まで)、久米島空港で256.5ミリ(3時30分まで)、宮古島で245.5ミリ(9時20分まで)を観測しました。これまでの大雨で土砂災害の危険度が高くなっている所があります。土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。

沖縄は大荒れの天気が長引く

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台風6号は、3日(木)は東シナ海を西北西へ進みますが、その後、向きを変えて、4日(金)から6日(日)頃にかけて強い勢力を維持したまま東に進むでしょう。沖縄地方では6日(日)頃にかけて、大荒れの天気が長引く恐れがあります。奄美地方はさらに風が強まり、暴風となるでしょう。海上は猛烈にしけますので、高波に厳重に警戒が必要です。

また、6日(日)頃にかけて、沖縄地方や奄美地方では台風本体や周辺の発達した雨雲が断続的にかかり、雷を伴った激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。

台風の影響と大潮の時期が重なるため、沖縄地方や奄美地方では潮位が高くなる所があるでしょう。沖縄地方では4日(金)にかけて、高潮や高潮と重なり合った波浪による浸水に厳重な警戒が必要です。

高潮時に危険な場所は?

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台風など発達した低気圧が接近すると、高潮が発生しやすくなります。高潮の時に危険な場所には、次の5つです。

①海岸付近の低い土地です。海抜ゼロメートル地帯などでは、海水が海岸堤防を超えると、猛烈な勢いで流れ込んできます。
②海底が遠浅の所では、強い風によって、大量の海水が海岸へ吹き寄せられるだけでなく、海水の戻りが妨げられるので、海岸へ吹き寄せる海水の量が更に増えます。
③河口部は、海からの高潮に加えて、川の増水による洪水の危険度も高まります。
④湾奥部は、狭い所に海水が集まるので、水位が上がりやすくなります。湾の長さが長いほど、強い風によって海水が吹き寄せられて、海水面が大きく上昇します。
⑤V字谷など、急に奥が狭まっている地形では、押し寄せた波が一か所に集中するので、急に波が迫ってくることもあります。

高潮の恐れがある場合は、このような所から避難して、絶対に近づかないでください。

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