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1か月 猛暑で8月スタート 高温に関する早期天候情報が発表 記録的に暑い夏か

  • 2023年7月27日
  • tenki.jp

きょう27日、気象庁はこの先の1か月予報を発表。今が一年で最も暑い時期ですが、全国的に気温が平年より高い見込み。また、高温に関する早期天候情報が発表され、全国の広範囲で8月2日頃から平年に比べて「かなり高温」に。8月は猛暑でスタートし、「記録的に暑い夏」となる可能性も。

8月スタートから危険な暑さに厳重警戒

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気象庁はきょう27日、北海道から九州にかけての広い範囲に「高温に関する早期天候情報」を発表しました。
これは、10年に1度程度しか起きないような著しい高温となる可能性が、いつもより高まっているときに発表される情報です。

来週中頃にあたる8月2日頃からは、全国の広い範囲で平年に比べて「かなり高温」となる見込みで、8月スタートから、危険な暑さとなる可能性が高くなっています。

翌日や当日に熱中症の危険性が極めて高い気象状況になることが予測される場合には、「熱中症警戒アラート」が発表されますので、早めに対策を行って、発表された際には、日中の外出をできる限り控えるなど、暑さに一層の警戒をしてください。

※高温に関する早期天候情報は、その時期としては10年に1度程度しか起きないような著しい高温となる可能性が、いつもより高まっているときに、6日前までに注意を呼びかける情報です。6日先から14日先までの期間で、5日間平均気温が「かなり高い」確率が30%以上と見込まれる場合に発表されます。

1か月 全国的に猛暑 台風シーズン到来 情報に注意

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気象庁が発表した1か月予報によると、この先1か月も暖かい空気に覆われやすく、全国的に気温が平年より高い見込みです。一年の中でも、最も暑さの厳しい時期となりますが、各地で「猛暑」が予想されます。

北日本と沖縄・奄美では、湿った空気や気圧の谷の影響を受けやすい時期があり、降水量は平年並みか多い見込みです。
その他の地域は、降水量は平年並みの予想ですが、太平洋高気圧が弱まるタイミングで、湿った空気が流れ込むと大雨をもたらす恐れがあります。気温が高いとそれだけ、空気中に含まれる水分の量も多くなるため、暑さの厳しい頃は大雨に警戒が必要です。

また、いよいよ台風も発生しやすいシーズンに入ります。
きょう27日午後3時、フィリピンの東には熱帯低気圧があり、今後、台風になる予想です。7月31日頃から8月初めにかけて、沖縄や奄美に近づき、高波などの影響が出るおそれがあるため、今後の情報にご注意ください。

日本の南の海上は、海面水温が平年より1℃以上高くなっていて、台風が発達しやすい状況です。お盆期間中なども、台風が発生した際には、情報に気を付けて早めの対策をとってください。

記録的に暑い夏となるか

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きょう27日は、各地で猛烈な暑さとなり、午後3時までの全国の猛暑日地点数は250地点以上で、今年最多となりました。
大阪府枚方市では39.8℃を観測し、全国で今年最も高い最高気温を更新しました。

この3日間の全国の最高気温を見ると、きのう26日は埼玉県鳩山町で39.7℃、25日は群馬県伊勢崎市で39.5℃を観測し、きょうで3日連続40℃に迫る暑さを観測したことになります。

東京都心は36.9℃まで上がり、今月9回目の猛暑日となり、7月の猛暑日最多日数を更新中です。(過去の7月の猛暑日、最多日数は2001年の7日)

まだ夏本番はこれからですが、お盆期間中も、西日本から東日本を中心に、体に堪えるような暑さの日が多い見込みで、「記録的に暑い夏」となる可能性があります。今年も40℃を記録する日は近いでしょう。
すでに災害級の暑さとなっていますので、レジャーなども計画を見直すなど、無理のないように夏を過ごしてください。

北日本:北海道・東北
東日本:北陸・関東甲信・東海
西日本:近畿・中国・四国・九州

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