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九州 大雨で川の水位が急増 川の氾濫も 広範囲に土砂災害警戒情報 早めに避難を

  • 2023年7月3日
  • tenki.jp

きょう3日は熊本県で線状降水帯が発生するなど、九州では同じような場所で非常に激しい雨が降り続いています。川の水位が急に増えて、氾濫した川も。周りの状況が急に悪化することもあるため、早めに避難をしてください。

局地的に非常に激しい雨・猛烈な雨

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きょう3日は、梅雨前線が九州北部付近にのびていて、ゆっくり南下中です。熊本県では線状降水帯が発生するなど、同じような場所で滝のような「非常に激しい雨」が降り続いています。

1時間降水量は、熊本県山都町で82.0ミリ(午前1時41分まで)、熊本空港で80.0ミリ(午前0時47分まで)と、猛烈な雨が降った所もありました。いずれも7月1位となる記録的な降水量です(統計開始:山都町2010年〜、熊本空港1976年〜)。

川の氾濫 土砂災害に警戒

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これまでの大雨により、益城町を流れる木山川が氾濫するなど、急激に水位が上昇しています。また熊本県の白川や緑川水系では、今後、氾濫危険水位に達する見込みとして、氾濫警戒情報が発表されるなど、大きな河川でも氾濫の危険度が増しています。

土砂災害警戒情報が、山口県、福岡県、佐賀県、熊本県、大分県、宮崎県に発表されている地域があり、広い範囲で土砂災害が発生する危険度が高まっています。

いつ避難する? タイミングは?

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土砂災害や川の増水などの災害は、急に発生して、一気に被害が広がるため、避難が遅れると、命にかかわります。

そこで、避難のタイミングが重要です。警戒レベル3の場合、高齢者や障害のある方などは、安全な所へ避難しましょう。警戒レベル4では、対象地域の方は、全員速やかに避難してください。警戒レベル5では、すでに安全な避難ができず、命が危険な状況です。このため、警戒レベル5緊急安全確保の発令を待ってはいけません。警戒レベル4までに、必ず避難してください。

天気が荒れてしまうと、道路状況が悪くなったり、暴風で物が飛んできたりするなど、避難の際の危険度が高まります。避難指示が出されていなくても、少しでも危険を感じたら、自ら避難しましょう。不安を感じたら、その時が避難のタイミングです。「自主的に、早めに、安全な所へ避難する」という防災意識をもって、避難する際は、近所の方々にも声をかけ、複数で行動してください。

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