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28日午後 広範囲で天気急変に注意 関東は帰宅時間帯に局地的大雨や雷・突風の恐れ

  • 2023年6月28日
  • tenki.jp

きょう28日は、九州から東北にかけて大気の状態が非常に不安定。特に関東は帰宅時間帯の発雷確率が高めです。雨雲が急速に発達し、滝のような非常に激しい雨や、雷や竜巻など突風の恐れも。屋外は天気の急変に注意し、積乱雲が近づく兆しがあれば、早めに安全な建物へ移動を。

きょう28日〜あす29日 大気の状態が「非常に不安定」

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きょう28日、日本付近には、南から暖かく湿った空気が流れ込んでいるため、各地で気温も湿度も高く、かなり蒸し暑くなっています。
また、上空5700メートル付近には、西日本から北日本の広い範囲に、マイナス6℃以下の寒気が流れ込んでいます。朝鮮半島付近にはマイナス9℃以下の寒気を伴った気圧の谷があり、あす29日にかけて、日本海を進む見込みです。

地上と上空の温度差が大きく、雨雲の元になる湿った空気が流れ込んでいるほど、積乱雲が発達しやすくなります。
あす29日にかけて、寒気を伴った気圧の谷の接近で、西日本から北日本にかけて、どこで急に大雨が降ってもおかしくないような気象条件となるでしょう。

九州で1時間70ミリ超え 非常に激しい雨を観測

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九州北部や中国地方には午前中から活発な雨雲がかかり、局地的に大雨が降っています。
熊本県阿蘇市乙姫では、1時間に75.5ミリの非常に激しい雨を観測しました(午後0時4分まで)。また、菊池市でも1時間に53.0ミリを観測しました(午前10時53分まで)。

急に雨雲が発達し、一気に道路が川になるような危険な雨の降り方となっています。

午後0時47分現在、竜巻注意情報が、富山県、三重県、岡山県、徳島県、香川県に発表されています。
空の様子に注意し、雷や急な風の変化など積乱雲が近づく兆しがある場合には、頑丈な建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。

関東に雨雲発生 天気急変に注意を

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関東地方は、山沿いを中心に局地的に雨雲が発生し、所々で発達しています。
関東では午後3時以降の発雷確率がかなり高くなっているため、このあとの天気の変化に注意が必要です。

山沿いや内陸部に限らず、東京都心など首都圏でも雨が強まったり、雷雨となる恐れがあります。
荒天が予想される時間は、帰宅時間帯と重なります。お帰りの際は、突然の豪雨などに十分ご注意ください。

ゲリラ豪雨に遭遇したら

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ゲリラ豪雨(局地的な大雨)に遭遇したら、次の3つのことを心がけてください。

① 頑丈な建物に入りましょう。発達した積乱雲は、ゲリラ豪雨(局地的な大雨)だけでなく、落雷や竜巻などの突風をもたらすこともあります。屋外にいる場合は、すぐに頑丈な建物に入り、2階以上の、窓から離れた所へ避難しましょう。

② 最新の気象情報を確認しましょう。ゲリラ豪雨(局地的な大雨)は、ごく狭い範囲で、短い時間に大量の雨が降るというのが、特徴です。雨雲レーダーをチェックすると、「今、どこで雨雲が発達しているのか」という実況だけでなく、「この後、雨雲がどこへ進むのか」という予想もわかります。自分のいる付近を拡大すれば、より詳しく知ることができます。

③ 地下施設・水辺から離れましょう。ゲリラ豪雨(局地的な大雨)が街中で発生すると、アスファルトなどによって水はけが悪いために、思わぬ所に水が溜まる恐れがあります。地下施設にいる場合は、できるだけ早く、地上の高い所へ移動してください。また、雨宿りをする際は、建物の地下室や、地下街を避けましょう。橋の下も、川が急に増水する恐れがありますので、絶対に避けてください。

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