カランコエは小さな花が密集して咲く姿が可愛い多肉植物で、観賞用として親しまれている人気の種類ですが、鑑賞以外にも楽しみ方があります。
実は挿し木、葉挿しで増やすことが出来るんです。
カランコエは夏型の多肉植物なので暑さには強いですが、寒さにはやや弱いです。
20cm〜40cmほどに成長し、1cm程度の小さな花をたくさん咲かせます。
原産地は南アフリカ、東アフリカ、東南アジアなど。
葉の形がギザギザしたものやふわふわとしたものなど、多様な種類があります。
花は冬から春にかけて咲くものが多いです。
簡単に育てられる事からとても人気です。
植木鉢で育てるのが主流なので、観葉植物としてお部屋のインテリアに飾る事ができます。
ほとんどの多肉植物は木のように生長するため、カットした茎を土に埋めると根を生やします。
この増やし方が挿し木と呼ばれます。
15~30日と植え替えの時間も短く、葉数が少ない、葉が薄いなど、葉挿しの難しい種類でも増やすことが出来る方法です。
カランコエの苗が活発になる前の4~6月頃か9月に、苗を先端から5cm程度のところで切ります。
剪定の際にカットした苗で構いません。
先端の葉を2枚ほど残して、他の葉は落としてしまいましょう。
その後は、小さい容器に培養土を入れ苗を挿し、半日陰で管理します。すると約1ヶ月で発根します。
半年ほど様子を見てから、苗の根がしっかりしてきたタイミングで鉢に植え替え、日向で管理します。
葉挿しとは、葉を土の上に置くだけで増やせる簡単な方法のことです。
手入れの際に落ちてしまった葉を利用するのも可能です。
1枚の葉を土の準備された容器に載せておくだけで自然に根が出てきます。
必ずしも成功するとは限りませんが、誰でもできる増やし方です。
うまく行けば1~3週間すれば新しい芽が生えてきます。
カランコエを育てるのに慣れてきたら、正しいカランコエの増やし方で鑑賞用以外の新しい楽しみを試みてはいかがでしょうか。
※トップ画像はPhoto by すずめさん@GreenSnap