鉢植えで、寄せ植えで、インテリアでと、現在多方面で人気の多肉植物。
手を出したいと考えている人も多いのではないでしょうか?
初心者でも多肉植物を上手く育てることができるよう、基礎的な知識を覚えていきましょう。
葉っぱや茎に水を貯めこんでいる植物を多肉植物と言います。
学術的にはサボテンも含むのですが、サボテン種だけで数万種類を超えるため、園芸界隈ではサボテン以外のものを多肉植物と呼んでいます。
水を含んだ葉がぷくぷくと膨らんで見えるのが視覚的に楽しい植物が多いのが特徴です。
原産地の環境から、乾燥に耐えられるよう水を蓄える進化をしたと言われています。
その性質上水やりなどの手間が最小限で済むため、インテリアとしても好まれています。
生長する時期ごとに、夏型、冬型、春秋型の3種類があります。
夏型は4月から10月の比較的温かい時期に生長し、冬には休眠します。
冬型は逆に9月から6月が生長期で、5月頃から休眠期に入り始めます。
春秋型は夏と冬、年に二回休眠期があって、短いサイクルで生長するタイプになっています。
多肉植物は水をやりすぎると根腐れを起こしてしまいます。
サボテンを枯らしてしまったという話をちらほら聞きますが、たいてい水のやりすぎが原因です。
土は観葉植物のものよりさらにに水はけがいいものを用意しましょう。
また乾燥に強い反面湿気に弱いので、置き場所は風通しのいい日陰がベストです。
日向でもいいのですが、真夏の直射日光だけは葉が焼けるので避けましょう。
水やりは、生長タイプごとに水やりの時期が違います。
生長期には適量を、休眠期にはほとんど水やりをしません。
休眠期に過度の水やりをしてしまうのが、枯らしてしまうパターンです。
育てるのが簡単イコール放置してもOK、というわけではないとだけ注意できれば、多肉植物は初心者でも簡単に育てられます。
そのまま見るだけでも和みますし、生長する姿を見て楽しむこともできますので、まずは一度、手にとって見てください。
※トップ画像はPhoto by JJさん@GreenSnap