沖縄・那覇市のホテル「ロワジールホテル那覇」は、2月1日（火）から、「沖縄黒糖フェア」を開催する。期間は、2月28日（月）まで。
「沖縄黒糖フェア」は、沖縄黒糖を使ったスイーツなどの新商品をテスト販売するイベント。黒糖は沖縄を代表する特産品の一つで、その原料となるサトウキビの栽培や黒糖の製造は、沖縄本島ではなく、周辺の8つの離島（伊平屋島、伊江島、粟国島、多良間島、小浜島、西表島、波照間島、与那国島）だけで製造されている。それぞれさとうきびの品種、各島の土壌や気象条件などの違いから、8つの島それぞれで黒糖の味わいが異なるのが特徴。
また、沖縄黒糖にはビタミン、ミネラル、カリウムが豊富に含まれ、血清コレステロール値及び中性脂肪濃度を低下させ、動脈硬化の発症を抑制する作用や、黒糖に含まれるポリフェノールが酸化ストレスを軽減するなどの、健康サポートも期待されている。
だが、昨今のコロナ禍で飲食店や土産品店の集客減の影響、輸入黒糖の増加等により、沖縄黒糖の消費は減少している。沖縄県黒砂糖協同組合に加盟する製糖工場は大量の在庫を抱え、このままでは製糖工場の経営悪化で、今の島民の暮らし自体が維持できなくことも考えられる危機的状況となっている。
そこで、同ホテルは、沖縄黒糖消費拡大を目的とした「沖縄黒糖応援プロジェクト」を始動。「令和3年度沖縄黒糖販路拡大推進事業」の助成を受けながら、グループのロイヤルパインズホテル浦和のシェフと共に、沖縄県内外に沖縄黒糖の魅力を伝えるべく、沖縄黒糖の素材の良さを生かした新商品を開発。このたび、フェアを開催する運びとなった。
今回提供する新商品はドリンク2種、スイーツ2品、惣菜1品。「琉球八島黒糖クラフトコーラ ダーク／シトラス」（ビュッフェにて提供）は、8島の黒糖と8種類のスパイスで作ったクラフトコーラ。10日間熟成した生シークヮーサーの黒糖マリネも使用し、香り豊かに仕上げている。
琉球八島黒糖クラフトコーラ
「沖縄県産豚三枚肉の沖縄黒糖チャーシュー」（ビュッフェにて提供）は、沖縄の家庭料理でよく使われる豚三枚肉に沖縄黒糖をブレンドしたチャーシュー。特製ダレで2晩漬け込み、香ばしく焼き上げている。黒糖のもつ塩味、甘みを生かした一品。
沖縄県産豚三枚肉の沖縄黒糖チャーシュー
「西表島産黒糖沖縄黒糖焼き菓子ブッシェ」（400円）は、イタリアンメレンゲ、黒蜜クリームなどで仕上げ、焼き上げた焼き菓子。ふわっと軽い口当たりと優しい黒糖の甘みが広がる。
西表島産黒糖沖縄黒糖焼き菓子ブッシェ
「多良間島産沖縄黒糖ベイクドチーズケーキ」（400円）は、クリームチーズと多良間島産黒糖を使用し、沖縄黒糖のコク深い甘みを楽しめるチーズケーキとなっている。
多良間島産沖縄黒糖ベイクドチーズケーキ
商品購入者を対象にしたキャンペーンも展開される。おいしいだけでなく、健康にも効果が期待される沖縄黒糖の新しい楽しみ方に触れてみよう。
「沖縄黒糖フェア」
2022年2月1日（火）～2022年2月28日（月） 沖縄・那覇市「ロワジールホテル那覇」にて開催
