沖縄本島北部エリアを舞台にしたアートイベント「やんばるアートフェスティバル2021-2022」が、12月18日(土)からスタートする。期間は、2022年1月16日(日)まで。
「やんばるアートフェスティバル」は、沖縄県本島北部で開催する地域芸術祭で、現代アートや伝統工芸を巡りながら、地域の魅力を体感・体験できるイベント。今回が5回目となる。
大宜味村を中心に、名護市、本部町(もとぶちょう)、国頭村(くにがみそん)、東村などで、アート作品の展示やイベントなどを行い、過去4回でのべ20万人ほどの来場客でにぎわった。
本年度のテーマは「君知るや、やんばる」。国内外の第一線で活躍するアーティストが、やちむん(陶器)や琉球ガラス、紅型などをそろえ、やんばるアートフェスティバルならではのクラフトセレクションを展開する。
現代アートが一堂に会する「エキシビション部門」は、伊藤彩、エルダル・インシ、ジミー大西、Chim↑Pom、のん、淀川テクニックら24組の出展を予定。日本、中国のアートフェアでディレクターを務めた金島隆弘氏を同部門ディレクターに迎え、参加アーティストが、沖縄・やんばるならではのサイトスペシフィックな作品を制作、展示する。
伝統から現代まで、県内のさまざまなクラフトを展示販売する「クラフト部門」は、亞人、西表焼青烽窯、ENTRO glass studio、ORSAら20組の出展を予定。「やんばるを嗜む」をテーマに、若手から実力派まで職人が生む、力強く美しい、陶器、ガラス、織物、染物、木器などを展示、販売する。
また、やんばるアートフェスティバルのオリジナルブランド「ARTICLE」から新商品も登場するほか、オンラインでも楽しめるコンテンツも。やんばるアートフェス会場や展示作品がオンラインで楽しめるインスタレーションビュー、期間中開催されるアーティストパフォーマンス、トーク、ワークショップなどイベントも随時配信される予定。
「やんばるアートフェスティバル2021-2022」の総合ディレクター・仲程長治氏は「生命の息吹を間近に感じる亜熱帯の森と海、豊かな自然に育まれた食、工芸、祭祀などの文化、目にするもの、耳にするもの、出会うもの全てが誰しもの心に宿る『想像の種』を呼び覚ます。この地に集う多様性に満ちたアートを通して、世界自然遺産『やんばる』を、さらに深めよう」とコメントしている。
今年の7月には、「奄美大島、徳之島、沖縄県北部及び西表島」として世界自然遺産にも登録されたやんばるの大自然の中で、アートやクラフトをゆっくりと堪能しよう。
「やんばるアートフェスティバル2021-2021」
2021年12月18日(土)~2022年1月16日(日) 11:00~17:00 入場無料 沖縄・大宜味村「大宜味村立旧塩屋小学校」ほか北部地域の各会場で開催
※年末年始および毎週火曜日休館
【開催会場】
大宜味村:大宜味村立旧塩屋小学校、大宜味村役場旧庁舎
国頭村:辺土名商店街オクマプライベートビーチ&リゾート
名護市:オリエンタルホテル沖縄リゾート&スパカヌチャリゾート名護市民会館前アグー像ほか