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ガーデニング初心者向け!花を育てる前に知っておきたいこと

  • 2023年7月22日
  • NUKUMORE

花を咲かせる植物にはたくさんの種類があり、その性質や特徴によっていろいろなタイプに分かれます。これらを知っておくことが、花を上手に育てるヒントになります。

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毎年咲くものと1~2年で枯れるもの

花が咲く植物にはたくさんの種類があり、それぞれ寿命が違います。
アサガオやヒマワリのように種をまいたら1年以内に花を咲かせて枯れる植物を1年草といいます。寿命が短い分、花が咲いている期間(開花期間)が長く、種類も豊富。個性的で華やかな花が多いのが特徴です。

また、キクやスズランのように、一度植えたら毎年開花時期になると咲く花を宿根草(多年草)といいます。苦手な季節は地上部の茎葉が枯れたようにも見えますが、根はしっかりと生きているので、翌年同じ時期に同じ場所で咲いてくれる、まさに季節を告げる花です。
成長は比較的ゆっくりですが、丈夫に育った株を、株分けやさし芽でかんたんにふやすことができるのも魅力です。

*コスモス

コスモスは1年草。花後は枯れるので、翌年は新しい種や苗から育てる。 bm1658_2_map_1_1687743451

*スズラン

ベル形の花がかわいいスズランは宿根草。そのまま戸外で冬を越す。 bm1658_2_map_2_1687743465

種から育つものと球根から育つもの

チューリップやヒヤシンスが球根から育つことはよく知られています。適した季節に球根を植えつけ後、花を楽しむまでには多少時間がかかりますが、球根の中にしっかり養分が蓄えられているので、それほど手間をかけずに育てることができます。

最近は、発芽後ある程度まで成長してつぼみをつけた苗も多く出回っているので、はじめての方はそれを購入して育てるのもおすすめです。

多くの花は種から育ちます。適する時期に種まきをして、発芽の瞬間から毎日成長する過程をつぶさに見ることができ、愛着もひとしおです。
比較的安価な種で一度にたくさん育てられるのも魅力ですが、上手く発芽しなかったり、花が咲くまで待ちきれなかったり。そんな時は市販苗から育てるのも得策です。植えつけ適期に出回るコンディションのよい苗を選びましょう。

*クロッカス

早春からかわいい花を咲かせるクロッカス。湿らせた水ゴケの上に置いておくだけでも約3か月で開花。 bm1658_2_map_3_1687743524 bm1658_2_map_4_1687743529

長く咲くものと、すぐ終わるもの

早春に咲く花、夏に咲く花…と、それぞれ花を咲かせる季節は植物によって違います。ひとつひとつの花の寿命も、その花が全体的にどのくらいの期間咲き続けているかということにも大きな差があります。

春から晩秋まで咲くインパチェンスや秋から早春まで咲くパンジーのように、トータル半年以上同じ株が咲き続ける開花期間の長いものもあれば、サクラやアジサイ、ヒマワリのように、その季節の風物詩のごとく、短期間しか咲かない種類もあります。

さらに、ゼラニウムやベゴニア、カランコエのように、成育環境さえ整っていればほぼ一年中花を咲かせる性質(四季咲き性)の花もあります。

*パンジー、ビオラ、アリッサム

パンジー、ビオラ、アリッサムを組み合わせた花壇は、晩秋から春まで花が楽しめる。 bm1658_2_map_5_1687743617

暑さに強いもの弱いもの、乾燥に強いもの弱いもの

植物は種類によって暑さや寒さに対する抵抗力が違います。
暑さに強いものは「耐暑性がある」といい、30℃以上の高温にも耐えられます。これらは主に熱帯地方原産で、ほとんどが日光(日なた)を好みます。

逆に、寒さに強いものは耐寒性があり、0℃以下の低温でも耐えられる高冷地原産の植物で、半日陰(午前中、または午後だけ日が当たる環境)でも育つものもあります。同様に、乾燥地や砂漠原産の植物は乾燥に強く、熱帯の湿原などが原産地のものは多湿にも耐えられるなど、さまざまな特性があります。

それぞれに適した環境、条件の場所で育てると植物はよく育ちます。たとえば暑さや直射日光が苦手な植物は日よけをして涼しく管理し、寒さに弱い植物は鉢などで育てて、冬は室内にとり込むなどの管理をするとよいでしょう。

*ブーゲンビレア

ブーゲンビレアは南アメリカの熱帯地方原産。成育温度は20℃以上必要で、日光不足になると落花する性質。 bm1658_2_map_6_1687743667

コンテナ(鉢)で育てる鉢植え、花壇に植えつける地植え

土のないベランダなどで育てる場合は、市販の培養土を使ってコンテナで育てるのが一般的。庭でも鉢をたくさん並べ、ハンギングバスケットなどで立体的に組み合わせれば、花いっぱいのガーデニングが実現します。

鉢植えは季節や成育条件によってかんたんに移動することができるので、ビギナーさんにはおすすめです。
花壇に植えつける場合は、地面を耕す「土づくり」からはじめる本格的なガーデニングを楽しむことができます。
一度植えつけると成育環境がある程度決まってしまうので、植える植物の選択も重要になってきます。庭の一部を区切って、まずは小さな花壇からスタートしてみましょう。

*コンテナ

ペチュニアだけのコンテナを組み合わせても素敵。 bm1658_2_map_7_1687743707

*手づくり花壇

ミニサイズのレンガの下1/4を埋めながら並べただけの手づくり花壇。 bm1658_2_map_8_1687743747

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