松本・中町に「ラブリ」 25周年迎えるラム酒バー「わん」が一新、犬同伴もOK

  • 2025年5月12日
  • みんなの経済新聞ネットワーク

 自家製燻製(くんせい)商品と、ラム酒をメインにしたバー「L'ABRI(ラブリ)」(松本市中央2、TEL 0263-37-1188)が松本・中町に4月13日、オープンした。(松本経済新聞)

 燻製商品の購入もできる

 店舗面積は約40坪、席数はカウンター8席と個室4席。運営する「エルドラド」(同)社長の砂子慎哉さんが、24年営業していたバー「カンティーナわん」を、同社が手がける燻製商品も提供する店としてリニューアルした。犬の同伴も可能で、ダックスフンドのラムくんが看板犬として迎える。

 販売する燻製商品は、鹿肉のソーセージやジャーキー、チーズやオリーブのほか、しょうゆやオリーブオイル、岩塩などの調味料、コーヒーなど。食塩や砂糖、香辛料などを使わず、犬も食べられる鹿肉のジャーキーとソーセージもある。

 店内では燻製メニューを提供。信州サーモンやアボカドを挟んだ「プレミアム燻製ホットサンド」(1,400円)、「特製鹿肉カリー」(1,500円)などの軽食や、「燻製チーズケーキ」「燻製レーズンバター」(以上800円)など、酒に合うスイーツも用意する。

 ラム酒の品ぞろえは約150銘柄。サクラやリンゴなど、7種類のチップを用意して蒸留酒の燻製加工(300円増し)も対応する。「燻製と洋酒は相性がいい。同じお酒でもチップで変わるので、いろいろ試してもらえれば」と砂子さん。ソフトドリンクも、燻製したコーヒーや紅茶のほか、自家製の「森のジンジャーエール」(800円)などもある。

 狩猟免許を持つ砂子さんは山に入って狩猟をする中で、里山の課題について考えることが増えたという。2021年7月、「里山と街と人をつなぐ場所」をテーマに、同店から徒歩1分の距離にショップ&カフェ「燻製工房KUNMARU」をオープン。翌年には筑北村に加工工場を構えた。その後、店を閉めてキッチンカー出店とオンライン販売に移行する一方、コロナ禍で閉めていた「カンティーナわん」を不定期で営業再開。「お酒との付き合い方が変わる中で、理想的な形を模索していた」と砂子さん。2つの事業を融合し、店をリニューアルすることに決めた。

 「今年25周年を迎え、これまでずっと支えてくれた方にとっては変わらない場所として、燻製から知ってもらった方には気軽に立ち寄れる場所として利用してもらえれば」と砂子さん。店名はフランス語で避難所や隠れ家という意味を持つ。「日常からふと離れて、落ち着いて楽しめる空間であり続けたい」とも。

 営業時間は平日=18時~23時、土曜=14時~23時、日曜=14時~18時。月曜定休。

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