怒っているのにヘラヘラして言うことを聞かない子ども。実は恐怖心の表れ

  • 2025年4月29日
  • レタスクラブニュース
むしろヘラヘラして
むしろヘラヘラして / (C)島村華子、てらいまき/KADOKAWA



日々の暮らしの中で困っていた子どもの行動が、親の「言葉がけ」で変わる!

3歳と2歳の兄妹を育てる新米夫婦のマコさんとユウさん。一筋縄ではいかない育児にしんどさを感じていたなか、「モンテッソーリ教育」「レッジョ・エミリア教育」のスペシャリスト島村華子先生のアドバイスによって、新たな視点や気づきを得られ気持ちがとてもラクに!
「言葉がけ」で変わる子どもの反応に感動し、子どもの心のなかが少し理解できてイライラが減少。子育てがラクになり、肩の力を抜くことができるヒントがいっぱいです。

※本記事は島村華子監修、てらいまき著の書籍『モンテッソーリ教育の研究者に学ぶ 子育てがぐっとラクになる「言葉がけ」のコツ』から一部抜粋・編集しました。






登場人物

新米夫婦のマコとユウ
新米夫婦のマコとユウ / (C)島村華子、てらいまき/KADOKAWA

マコとユウ:子育て中の新米夫婦。「自分たちはこれでいいのか」、不安になりながら子育て中。

きょうりゅうが大好きなアララ
きょうりゅうが大好きなアララ / (C)島村華子、てらいまき/KADOKAWA

アララ:きょうりゅうが大好きな3歳半。あまり言うことを聞いてくれない。

幼児教育の教員育成に携わる華子先生
幼児教育の教員育成に携わる華子先生 / (C)島村華子、てらいまき/KADOKAWA

華子先生:島村華子先生。子どもに対する絶対的な尊敬・尊重を基盤にする「モンテッソーリ教育」「レッジョ・エミリア教育」についてくわしい児童発達学の研究者。上智大学卒業後、カナダのモンテッソーリ幼稚園での教員生活を経て、オックスフォード大学で博士号を取得(児童発達学)。現在はカナダの大学にて幼児教育の教員育成に携わる。

子どもを怒鳴りまくる自分に、自己嫌悪。

些細なことでも
些細なことでも / (C)島村華子、てらいまき/KADOKAWA

毎日怒鳴りまくり
毎日怒鳴りまくり / (C)島村華子、てらいまき/KADOKAWA

怒鳴るから伝わらないんです
怒鳴るから伝わらないんです / (C)島村華子、てらいまき/KADOKAWA

怒られてヘラヘラするのは
怒られてヘラヘラするのは / (C)島村華子、てらいまき/KADOKAWA

大人の主観でしかありません
大人の主観でしかありません / (C)島村華子、てらいまき/KADOKAWA

子どもに私の思いを伝えるには
子どもに私の思いを伝えるには / (C)島村華子、てらいまき/KADOKAWA





一呼吸おく
一呼吸おく / (C)島村華子、てらいまき/KADOKAWA

やぶりたかったんだね
やぶりたかったんだね / (C)島村華子、てらいまき/KADOKAWA

おもちゃ投げてる…っ
おもちゃ投げてる…っ / (C)島村華子、てらいまき/KADOKAWA

そして共感ね!
そして共感ね! / (C)島村華子、てらいまき/KADOKAWA

最後に言いたいことを伝える
最後に言いたいことを伝える / (C)島村華子、てらいまき/KADOKAWA

ワンコになりたいの
ワンコになりたいの / (C)島村華子、てらいまき/KADOKAWA


共感は子どもの安心の土台になる

一方的に怒鳴ったり、叱りつけたりする方法は、怒りやフラストレーションを撒き散らす行動にすぎず、効果的ではありません。怒鳴りつけられると、恐怖心から、子どもは「戦うか逃げるか反応」に陥ります。「戦うか逃げるか反応」は、脳が脅威と感じるものを経験したときに起こる生理的な反応で、脳の学習中枢が停止してしまいます。そのため、あなたが大声で怒鳴ると、子どもは萎縮してしまい、こちらが伝えたいメッセージは届かなくなるほか、反省も促しません。
大切なのは、子どもの行動の裏に隠れている気持ちによりそい、共感することから始めることです。子どもの気持ちを受け止め、落ち着いて話をすることで、子どもが安心してこちらの言い分にも耳を傾けることができるようになります。



監修=島村華子、著=てらいまき/『モンテッソーリ教育の研究者に学ぶ 子育てがぐっとラクになる「言葉がけ」のコツ』








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