【防災グッズ収納】適材適所へ!いざというときにサッと取り出せるベストな場所 / 撮影/misa
水や火、電気以外の防災グッズは、何をどれだけ揃えたらいいのか悩みどころ。まずは、いつも使っているものを少し多めに備えることから始めてみましょう。また収納場所も大切です。よく使う場所にあれば目にする機会が多く、防災の意識づけにもなりますよ!
misaさん / 撮影/misa
教えてくれたのは…
▷misaさん
整理収納アドバイザー、防災士。夫と2人の息子との4人暮らし。2018年の大阪府北部地震で被災したことをきっかけに防災に目覚め、暮らしになじんで無理なく続く防災アイディアを、インスタグラムやYouTubeなどで発信。著書に『おうち防災アイデア』(オレンジページ)などがある。
ふだん食べなれている食料を多めに備えてキッチンに
ふだん食べなれている食料を多めに備えてキッチンに / 撮影/misa
むだなくローリングストックするには、いつも食べている食品が一番。
「インスタントやレトルト、そうめんやパスタなど、常温保存できるものは、シンク下のいちばん下の引き出しが定位置。このスペースだけは常に充実させておきます。冷凍庫もできるだけパンパンに」
長期保存できる食料はまとめてクーラーボックスの中に
長期保存できる食料はまとめてクーラーボックスの中に / 撮影/misa
中のスペースを有効活用して、賞味期限が来年以降のものをまとめています。
「最近はおいしい長期保存食もあるので、食べてみて家族の反応のよかったものを備蓄。袋にまとめておけば、クーラーボックスを使うときにサッと出し入れできます。そのタイミングで見直しも」
キャスターつきのクーラーボックスなら移動もラク! / 撮影/misa
ポリ袋、ゴミ袋はいつも使っているものを1年分 キッチンに
ポリ袋、ゴミ袋はいつも使っているものを1年分 キッチンに / 撮影/misa
「もしものとき、袋類だけは替えが利きません。ゴミ袋やポリ袋、黒い袋や防臭袋など、あらゆる種類があると安心。厚手で丈夫なものは水を運んだり、割れたものを片づけるときにも役立つし、湯煎ができるものは調理に使えます」。
ふだんも必ず使うので多めに備えても問題なし。
ラップや除菌スプレーなどと一緒にキッチンの出しやすいところに / 撮影/misa
厚みのあるもの、防臭袋、黒のゴミ袋もあると便利! / 撮影/misa
簡易トイレはファイルボックスにまとめてトイレの収納に
簡易トイレはファイルボックスにまとめてトイレの収納に / 撮影/misa
避難所のトイレは劣悪な環境になりがちなため、自宅避難用に簡易トイレも備えておきたいもの。
「使うのはトイレなので、すぐに取り出せるよう、トイレットペーパーなどを収納している棚に。わが家では、袋に吸収シートがついているタイプを40枚(約120回分)備えています」
トイレットペーパーは3倍巻きのっものにすると長もちして省スペース! / 撮影/misa
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防災グッズは、すべてまとめて一カ所に収納していましたが、食品などローリングストックするためにも、それぞれ使う場所、目につく場所に変更しようと思いました。
撮影/misa
文=徳永陽子