ビタミンCが豊富で、クセのないほのかな甘味がおいしいブロッコリー。ゆでたときの鮮やかな緑は料理の彩りとしても最適ですよね。先日、国が定める、消費量が多く国民生活に重要な野菜である「指定野菜」に2026年度から加わることも決まりました。
そんなブロッコリーの有能さが分かるポストがX上で話題になっています。それが駒さん（@koma_mcu）が投稿したこちら。
「近頃のブロッコリーは挨拶もできるので、昇格したのも納得がいく」というコメントとともに投稿されたのは、パッケージに貼られたシール上に「おはよう」「こんにちは」と印字されたブロッコリーの写真でした。文字上とはいえ、きちんとあいさつできる礼儀正しいブロッコリーに、5.6万の「いいね」が集まりました。
ポストした駒さんに、お話を伺いました。
――このポストをしようと思ったきっかけをお教えください。
駒さん
「もともとブロッコリーは好きな野菜で、これは夫がわたしのために買ったものです。夫が写真を撮って送ってきました。たまたま前日に指定野菜になったというニュースをみていたので、これは賢いブロッコリーだなぁとおもい、ポストしました。これが品種の名前とはまったく知りませんでした」
――「おはよう」「こんにちは」は品種名だったのですね。
駒さん
「こちらの品種の種を販売する『サカタのタネ』さんからご連絡をいただいて、判明しました。あと一品『こんばんは』をあわせて、あいさつシリーズと呼ばれているそうです。これからもいいネーミングをしてほしいですね」
――反響も大きかったと思いますが、ご家族や周囲の方の反応はいかがでしたか？
駒さん
「夫は単純に喜んでいました。自分が撮った写真なので」
――実際にブロッコリーを召し上がった感想をお教えください。
駒さん
「おはようもこんにちはも混ぜて使ったのですが、どちらもおいしかったです！ 違いはわかりませんでしたが…」
ブロッコリーとその生産者さんに対し、駒さんは「こんなに品種に可愛い名前があるならば、どんどん名前を出して八百屋さんに並べてほしいですね。おいしいブロッコリーをこれからも楽しみにしています」とエールを送ります。
おいしいばかりでなく、あいさつできるほどの優秀さも露呈してしまったブロッコリー。今後もし店頭で見つけたら、あいさつしているかどうか確認してしまうかもしれません。
文＝山上由利子
