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新NISAはじめるなら知っていたほうがいい!「つみたて投資枠」と「成長投資枠」って?

  • 2024年2月19日
  • レタスクラブニュース


2024年1月から始まった新NISAの制度では、つみたて投資枠と成長投資枠の2つを併用することができます。この2つをどう使い分けたらいいのか、ファイナンシャルプランナーの菱田雅生さんに聞きました。

▶教えてくれたのは
菱田雅生さん


ファイナンシャルプランナー、ライフアセットコンサルティング株式会社代表取締役。資産運用についての講演、執筆、コンサルなどで活躍中。共著に『日経マネーと正直FPが考え抜いた! 迷わない新NISA投資術』(日経BP)。

新NISAのつみたて投資枠と成長投資枠、どう違うの?

これまでは、つみたてNISAか一般NISAかどちらか一方しか選べませんでしたが、新NISAでは、つみたて投資枠と成長投資枠の両方を使って投資できるようになりました。

つみたて投資枠で買えるのは、これまでのつみたてNISAの対象だった金融庁が定めた基準を満たした、長期の積立、分散投資に適した投資信託です。つみたて投資枠の上限は年間120万円。毎月10万円まで非課税で積立投資ができます。

一方、成長投資枠で買えるのは、日本の上場株式、海外の上場株式、投資信託、ETF(上場投資信託)、REIT(不動産投資信託)などで、幅広いラインナップから選べます。成長投資枠の上限は年間240万円です。毎月定額を積み立てる必要はありません。

新NISAのつみたて投資枠と成長投資枠、どう使い分けるのがいい?

2つのうち、まず、投資対象の幅が決まっていて上限金額も少ないつみたて投資枠を優先して使うのがおすすめです。

その理由は以下の3つ。
①つみたて投資枠で買える金融商品は、金融庁の基準を満たした低コストの投資信託で、長期投資に向いている
②つみたて投資枠で買える金融商品は、成長投資枠でも買うことができるので、まずはつみたて投資枠で買っていくことが最善である(それ以上の金額の投資をしたいときには、成長投資枠で追加購入することができます)
③低コストの投資信託を毎月積み立てていく投資方法は、リスクを抑えて誰にでも無理なくできる資産形成の王道である

そして、成長投資枠は、つみたて投資枠で買えない株式などを買う場合や、毎月10万円以上の金額を投資する場合に活用していきましょう。

取材・文/生島典子

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