今年の節分は、手作りの恵方巻きに挑戦してみませんか? 今回ご紹介するのは、仕込みに時間がかからない手間抜きのり巻き。卵焼きを焼いて、しいたけやにんじんを煮て、ほうれん草をゆでて…と1つ1つ具材を仕込むのは大変ですが、そんな手間を省いたアイデアレシピならのり巻きも案外簡単です!
とろとろチーズキンパ
【材料・2人分】
キムチご飯(混ぜる)(白菜キムチ…50g、温かいご飯…250g、砂糖…小さじ1/2、塩…小さじ1/4)、裂けるチーズ…2本、焼きのり…1枚、白いりごま…小さじ1/2、ごま油
【作り方】
1.ラップを30cm四方に切って焼きのりをのせ、向こう側を約1cm残してキムチご飯を広げる。手前に横長にチーズを並べる。手前のラップを持ち上げ、チーズを芯にして巻く。
2.ラップの向こう側を引っ張りながら、しっかりと巻く。ラップの上から軽く握るようにして、棒状に整える。
3.食べやすく切り分けてラップを外す。耐熱皿にのせ、ラップをかけずに電子レンジ(600W)で3分~3分30秒、チーズが溶けるまで様子を見ながら加熱する。器に盛り、上面にごま油小さじ1をぬって、いりごまをふる。
(1人分333kcal、塩分2.0g レシピ考案/近藤幸子 栄養計算/スタジオ食)
※電子レンジは600Wのものを基準としています。500Wなら1.2倍、700Wなら0.9倍の時間で加熱してください。また機種によって差がありますので、様子をみながら加熱してください。
キムチを混ぜたご飯でさけるチーズを巻いたら、レンジでチンしてもう完成! チーズがとろ~りとのびる、あつあつのうちに食卓に運びましょう。
すぐでき恵方巻は他にもいろいろ。まだあるおすすめのアイデア4つをご紹介します。
から揚げ巻きずし
市販のから揚げと粗く刻んだゆで卵をすし飯でくるくる巻いた1品は子どもも大好き! から揚げはポン酢+砂糖のたれをからめ、ゆで卵はマヨネーズ・塩・こしょうで味つけをしておきましょう。サラダ菜を1枚入れると、彩りが鮮やかになりますよ。
簡単キンパ
人気のキンパも具材3つで手軽に作れます。肉そぼろはごま油・にんにくで合いびき肉を炒め、砂糖・酒・みりん→にんにく→コチュジャン・白すりごまの順に加えてその都度炒め合わせればできあがり(冷蔵庫で5~7日保存できるので、多めに作って作り置きにしても◎)。あとはきゅうり、白菜キムチとともにすし飯で巻くだけです。
屋台風キンパ
肉そぼろを作る時間がないときは、ウインナーで代用。スライスチーズ・白菜キムチ・サニーレタスとともに巻けば、具材の下ごしらえはほぼ不要です。ご飯にはすし酢ではなく、ごま油と塩を混ぜて。巻き終わったらのりの上面にごま油を薄くぬり、白ごまをふると香りよく仕上がりますよ。
えびアボカドロール
えびは酒・塩をふってラップをかけてレンジで加熱。細長く切ったアボカド・パプリカ・サラダ菜とともに並べ、マヨネーズをしぼってくるくると巻けばできあがり。ご飯が外側になるように巻いて、仕上げに表面に白ごまをまぶすと見た目も楽しい!
今年の節分の恵方は「南南東」。願い事を思い浮かべながら、恵方巻きのおいしさを噛みしめてみてください。巻いてすぐののり巻きはくずれやすいので、具材を巻いたら巻き終わりを下にして、なじむまでそのまま少し置いておきましょう。食べやすくカットする場合は、ラップに巻いたまま包丁を入れたほうがきれいにカットできます。
文=齋藤久美子(栄養士)