今夜はとりもも肉で一品作ってみませんか? さつまいも、きのこ、チンゲン菜、なす、里いも…などなど、9月に旬を迎える食材を合わせると食卓が一気に秋らしくなりますよ!
とりとさつまいものこっくり煮
【材料・2人分】
とりもも肉…1枚(約250g)、さつまいも…大1本、玉ねぎ…1/4個、塩、サラダ油、酒、しょうゆ、バター
【作り方】
1.さつまいもはよく洗い、皮つきのまま一口大の乱切りにし、水にさらして水をきる。玉ねぎは1cm幅のくし形に切る。とり肉は一口大に切って塩少々をふる。
2.鍋に油小さじ2を熱し、とり肉を皮目から焼く。全体にうすく焼き色がついたら、さつまいもを加えて炒め合わせる。まわりが透き通ってきたら、水1/2カップ、酒大さじ2を加え、玉ねぎをのせて落としぶたをし、約7分煮る。
3.さつまいもに火が通ったら落としぶたを取り、しょうゆ小さじ2を加えて汁けをとばしながら煮る。汁けがほとんどなくなったら、バター大さじ1を加えてからめる。
(1人分525kcal、塩分1.9g レシピ考案/伊藤朗子 栄養計算/スタジオ食)
これからはさつまいもがおいしくなる季節。おかずに入れると子どもも喜んで食べてくれそうです。さつまいもは煮る前によく炒めておくと、煮崩れしにくくなりますよ。
とりもも肉×秋の食材のおかずは他にもいろいろ。まだあるおすすめのアイデア4つをご紹介します。
きのこのグラタン
きのこととりもも肉がそろったら、やっぱりグラタン! 小麦粉とバターで作るとろとろのホワイトソースも決して難しくありません。バターでとりもも肉、玉ねぎを炒めたら、小麦粉を振り入れて弱火で焦げないように炒め、牛乳を加えてよく混ぜて。とろみがついてきたらしいたけ、しめじを加えて塩、こしょうで調味。グラタン皿に移し入れ、パン粉と粉チーズをふってオーブン(230℃に予熱)へ!
とりとチンゲンサイのオイスター炒め
チャチャッと仕上げるなら、チンゲン菜と一緒に炒めものに。とりもも肉を両面焼いたら(一口大に切って塩、こしょうをまぶし、皮目を下にして約3分焼き、上下を返したら粗みじんのしょうがを加えて炒める)、合わせ調味料(酒、オイスターソース、しょうゆ)を入れてひと混ぜ。チンゲン菜の軸、葉の順に加えて炒め合わせればできあがり。
とり肉となすのマスタード炒め
粒マスタード+みそでご飯が進む味つけ。とり肉→なす、まいたけの順に炒めたら、ふたをして3分焼いて食材の中まで火を通し、合わせ調味料(おろししょうが、粒マスタード、酒、みそ)をからめます。
とり肉と里いものおろし煮
とりもも肉と里いも(皮つきのままラップで包んでレンチンしたもの)は、片栗粉をまぶして揚げ焼きして旨みを引き出します。鍋に煮汁(だし汁、酒、みりん、しょうゆ、砂糖)を煮立たせたら、大根おろしと一緒にひと煮立ちさせて器へ。煮汁が具材によくからみ、箸が止まらない1品です。
とりもも肉はキッチンペーパーで水気をしっかり拭き取り、黄色い脂肪や血の塊を取り除いてから調理を。このひと手間で臭みが抑えられ、料理がおいしく仕上がりますよ!
文=齋藤久美子(栄養士)