どんなに疲れていても、どんなに時間がなくても、夕飯を待っている家族がいる…。へとへとで買い物に向かっても、献立が浮かばない時、ありますよね。そんな時は、「生鮭」が助け舟になってくれるかもしれません。生鮭が主役の料理は、焼くだけ、蒸すだけの簡単レシピが実はたくさんあるんです!
焼き鮭の香味だれ
【材料・2人分】
生鮭…2切れ、サニーレタス…1/3個、塩…少々、香味だれ(長ねぎのみじん切り…1/3本、しょうがのみじん切り…1/2かけ分、にんにくのみじん切り…1/2片分、赤とうがらしの小口切り…少々、しょうゆ、酢、ごま油…各大さじ1、砂糖…小さじ1)
【作り方】
1.生鮭は3〜4等分に切って塩少々をふる。
2.魚焼きグリルに鮭を並べ、中火で片面約4分ずつ焼く。
3.器にサニーレタスを食べやすくちぎって敷き、2を盛る。香味だれをかける。
(1人分193kcal、塩分1.8g レシピ考案/牛尾理恵 栄養計算/スタジオ食)
生鮭を食べやすい大きさに切り分けて、魚焼きグリルで両面焼くだけの10分メイン。香味だれも、香味野菜をひたすらみじん切りにして、混ぜるだけでOKです。
生鮭がメインのおかずは他にもいろいろ。まだあるおすすめのアイデア4つをご紹介します。
鮭のアクアパッツァ風
素材の旨みが凝縮した絶品料理がほったらかし10分でできあがり! 鍋にオリーブ油、にんにく(みじん切り)、生鮭(塩・こしょうをふる)、ミニトマト、あさり、水を加えてふたをし、火が通るまで数分煮ます。
鮭とさつまいもの蒸し煮
ご飯のおかずにするなら、みそとしょうゆで濃厚な味つけに。フライパンにさつまいも、生鮭、水を入れ、しょうゆ+みそ(同量ずつ混ぜる)を回しかけてふたをして蒸し煮にします。これならレシピなしで作れそう!
鮭のごまみそ焼き
甘辛いごまみそだれがご飯のおともやおつまみにぴったり。生鮭、エリンギ、長いもをアルミホイルにのせて魚焼きグリルで強火で焼き、上下を返してごまみそだれ(みそ、白すりごま、酒、砂糖、みりん)をぬって弱火でさらに数分焼いて。
鮭とキムチのレンジ蒸し
耐熱皿にもやし、しめじ、鮭、白菜キムチの順に広げてレンジでチン。味つけは白菜キムチだけなのに、素材の旨みが口いっぱいに広がる一品です。ダイエットにもおすすめ。
生鮭ならではのふっくらとした味わいがたまりません。9~11月ごろにかけては秋鮭も出回ります。簡単調理で季節の味を楽しんでみてはいかがでしょう?
文=齋藤久美子(栄養士)