夏の終わりの、なかなか取れないけん怠感...。普段の食生活でひと工夫して、サクッと解消してみませんか?
おすすめは「トマトジュース」。
トマトの栄養が手軽にとれるトマトジュースには、疲れに効く栄養がたくさん含まれているんです。トマトが苦手なかたでもおいしく飲める4品をご紹介しましょう。
「晩夏の疲れに効くごはん」今回は、トマトジュースを使った混ぜるだけの簡単スープ2品です。
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▶︎教えてくれたのは
佐藤秀美さん
栄養士、学術博士 (食物学) 。実践的で分かりやすい栄養指導に定評があり、雑誌、テレビなど、幅広いメディアで活躍中。『栄養「こつ」の科学』(柴田書店) など、著書多数。
まずは、トマトジュースが体にいい理由をお教えしましょう。
疲労に効く成分は生のトマトよりも吸収しやすい!
トマトの赤い色の「リコピン」や「β-カロテン」には抗酸化作用があり、抗疲労や老化の抑制などに役立ちます。実は、生のトマトより、ジュースのほうが吸収率はかなり高くなります。冷蔵庫にストックして、そのまま飲むほか、スープやドリンク、料理に活用するのがおすすめです。
それではさっそくトマトジュースでスープを作ってみましょう!
トマトだし汁
和と洋のうまみがぴったりマッチ!
[ 材料 (2人分) と作り方 ]*1人分87kcal/塩分2.1g
1. オクラ2本はゆでて小口切りにする。
2. トマトジュース (食塩不使用) 1と1/2カップにめんつゆ (3倍濃縮) 大さじ2を混ぜ、器に注ぐ。オクラをのせ、ごま油小さじ2を等分にたらす。
トマトヨーグルトスープ
風味豊かなイタリアンスープに
[ 材料 (2人分) と作り方 ]*1人分81kcal/塩分1.0g
1. トマトジュース (食塩不使用) 1と1/2カップに、おろしにんにく少々、塩小さじ1/3を混ぜる。
2. 器に注ぎ、混ぜてなめらかにしたプレーンヨーグルト大さじ4を等分にのせ、オリーブ油小さじ2を等分にたらす。好みでバジルをのせる。
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とくに「トマトだし汁」は、だしのうまみでトマトのくせがやわらいで、さらっと飲みやすい! トマトジュースが苦手なかたにも、自信を持っておすすめしたい一品です。ぜひ作ってみてくださいね!
監修/佐藤秀美 調理/近藤幸子 撮影/澤木央子 スタイリング/阿部まゆこ 栄養計算/スタジオ食 編集協力/田久晶子
【レタスクラブ編集部】