
使いっ走りの略語であるともされ、罰ゲームやいじめの一環になったりと、あまりよいイメージのない「パシリ」。ただ、大勢で行動することが難しい場合には、代表者が「パシられ」るのはある意味効率的かもしれない。今回はそんな「パシリ」の行動が命運をわける漫画を紹介する。
この漫画を公開したのは「商業誌ではNGになるような、より尖った作品を世の中に紹介したい」という思いから生まれたWEBマガジン『comic gift』(@comic_gift_web)。寄稿したのは、以前から『comic gift』に作品を寄せている他、マーダーミステリーのメインライターなどもしている漫画家の中村ゆきひろ(@Nmurayukihiro)さんだ。
本作は、眼鏡で気弱そうな少年が、人数分の飲み物やお菓子を「パシられ」ているシーンから始まる。眼鏡くんはおつかいの内容を指折り確かめながら「飲み物人数分と、お菓子にラーメン…」と猛ダッシュ。ところが…
「あれ?どうしよう…これじゃ向こうのコンビニに行けないよ」
なんと、川向こうのコンビニに行くための橋が大破していて渡れない。「仕方ない…向こうの橋から行くか」と迂回しようとすると、何故か目の前にゾンビが現れて…!?
学園モノと思わせた1ページ目の雰囲気からは想像もつかない怒涛の後半に、思わず惹き込まれる。
漫画を読んだユーザーからは「良い」「素晴らしすぎます」と絶賛の声。まさかの急展開や少年の活躍がその心を掴んだのだろうか。また、平和な日常かと思いきや…という展開から、とある漫画作品を思い出した方もいるようだ。
なかなか過酷な世界観のようだが、このあと彼らはどうなってしまうのだろうか。そして主人公らしき少年は今後も活躍するのか。続きが気になる作品だ。
漫画:中村ゆきひろ(@Nmurayukihiro)
画像提供:comic gift(@comic_gift_web)