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【ハチミツ通信Vol.2 】ハチミツの色・風味・栄養~メニューや栄養で選ぶハチミツ~

  • 2016年6月14日
  • ハニールネッサンス

あなたは、ハチミツを購入するとき、どんな基準で選びますか?

一般的なハチミツというと、日本では黄金色という印象ではないでしょうか。ハチミツを探求しだすと、実は下の写真のように、さまざまな色があることに気が付きます。

(写真:アマゾンの森の『百花蜜』や、タンザニアの『針ナシ蜂』のハチミツをはじめとした珍しいハチミツと、一般的なイメージのハチミツたち。)

では、どうして色が違うのでしょうか?

ハチミツの主成分は糖(ブドウ糖・果糖)ですが、他にもビタミンやミネラル、酵素などが含まれます。それらの栄養成分や香りに微量な違いをもたらしているのは、実は花粉なのです。
 

(写真:花粉を運搬中のミツバチ。足に小さなオレンジ色の花粉の塊が付いています)

ミツバチはハチミツだけではなくて、植物の受粉をしながら、花粉も集めていて、その花粉の成分の一部が、ハチミツの中に紛れ込みます。

ミツバチが集める花粉は、植物によって、少しずつ含まれる花粉の成分が違います。
花粉というのはミネラルやビタミン、たんぱく質といった成分でできています。ミツバチはこの花粉を栄養にしています。私たちがご飯を食べるように、ミツバチは主食としてハチミツ(糖質)を、野菜のように花粉を食べて栄養バランスをとっているのです。
 

(写真はミツバチ花粉)

つまり、ハチミツの色が違うのは、植物によって違う花粉の成分が紛れ込んで違う色を出しているのです。

ハチミツは真っ白なものから真っ黒なものまでいろいろあります。過度な加熱や、時間の経過で、少しずつ糖分などが化学変化をして色が黒くなってくるのですが、とれたての新鮮なハチミツの色の違いは、微量成分の含有量の違いでもあります。

薄い色のハチミツは、比較的花粉の量も少なく、微量の栄養成分が濃い色の物よりも少ないといえます。逆に濃い色の蜂蜜は、そういった栄養成分も多めに入っています。

「ハチミツで栄養を摂りたい!」という方は、ぜひ、新鮮な色の濃いハチミツを召し上がることをおすすめします。濃い色のハチミツは、味の個性も楽しめます。
一方、「少しだけ甘みをつけたい」という方は、薄い色のハチミツを試してみてはいかがでしょうか。花粉量が少ないので、味や口当たりもあっさりしています。

こうした、味の違いを生かしたレシピとハチミツを3つ紹介します。
風味の違いは、合わせる食品との相性でも楽しめます。
 

写真右側:ヨーグルトで作ったヨーグルトチーズの栗ハチミツとナッツ和えたもの。
写真左側:デニッシュパンのレンゲハチミツがけ。
写真上側:ハチミツ3種のプレート左からレンゲ、栗、柑橘のハチミツ。使い分けにとても便利。

【1】栗ハチミツ:味のしっかりした『栗ハチミツ』は、チーズによく合うと言われています。ブルーチーズなどの癖のあるチーズにもおすすめです。ワインなど洋酒の肴にしたいですね。

【2】みかんハチミツ
すっきりした味の『みかんハチミツ』は、ヨーグルトに入れると自然な甘さで爽やかな美味しさを感じることができます。

【3】レンゲハチミツ
日本でもっとも食されている『レンゲハチミツ』は、やさしい口当たりの中にコクがあり、パンにかけたり、そのまま食べるのにも向いています。

他にもたくさんのハチミツがありますが、それぞれのハチミツとレシピの相性を発見して、オリジナルのレシピを発見してみるのもいいかもしれません。


【番外編】ソバハチミツ

ハニーハンターの私は、真っ黒で癖の強い、けれども栄養価の高い『ソバハチミツ』を、レモン果汁と炭酸水で合わせると「コカ・コーラ」そっくりになることに気が付きました。健康なコカ・コーラですね!

癖が強くて日本では敬遠されがちな『ソバハチミツ』ですが、鉄分とフラボノイドが結合して黒いので、栄養価がでとても高いのでおすすめのハチミツのひとつです。使い方の工夫で楽しめるといいですね。
ぜひ、ハチミツでティータイムや、お料理を楽しんでくださいね!

次回は、「ハチミツはどうやってできるの?」ということについて、お店にハチミツが並ぶまでのミツバチと養蜂家さんのお仕事をご紹介したいと思います!

蜂蜜専門店ハニールネッサンス ハニーハンター:米川安寿

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