献立がマンネリ化してるかも…。そんな時は、味つけを少し変えるだけでも新鮮に楽しめるかもしれません。そこでおすすめしたいのが「みそ」。肉じゃがやにらたまといった定番の家庭料理も、みそを使うと風味が一変して新しいおいしさに。発酵食品ならではの豊かな香りと深~いコクを味わってみて!
牛肉とじゃがいものみそ煮
【材料・2人分】
牛切り落とし肉…150g、長ねぎ…1/2本、えのきたけ…大1/2袋(約100g)、じゃがいも…小3個(約300g)、サラダ油…大さじ1/2、みそ…大さじ1と1/2、砂糖・酒・みりん…各大さじ1、しょうゆ…小さじ1、水…3/4カップ
【作り方】
1.長ねぎは斜め薄切りにし、えのきたけは長さを半分に切ってほぐす。じゃがいもは4等分に切る。牛切り落とし肉は大きければ食べやすい大きさに切る。
2.鍋にサラダ油大さじ1/2を中火で熱し、牛肉、ねぎを入れて炒める。肉の色が変わったら、じゃがいも、えのきたけを加え、全体に 油がまわるまで 炒める。
3.みそ大さじ1と1/2と、砂糖、酒、みりん各大さじ1、しょうゆ小さじ1、水3/4カップを加えて混ぜ、落としぶたをする。煮立ったら弱火にし、じゃがいもがやわらかくなるまで8〜10分煮る。
(1人分444kcal、塩分2.2g 調理/ほりえさちこ 栄養計算/スタジオ食)
しょうゆの代わりにみそを多めに入れると、こっくりとした味わいに。コクのある煮汁が食材一つひとつにしみ込んで、ご飯が何杯でも食べられそうです。気になる塩分量も一般的な肉じゃがと変わらないから安心ですよ。
献立のマンネリ化を解消するみそを使ったおかずは他にもいろいろ。まだあるおすすめのアイデア4つをご紹介します。
みそチーズ炒め
豚こまとキャベツをフライパンで炒め、みりんとみそ(同量ずつ混ぜ合わせる)で調味。とろけるチーズをからめて食べれば、旨みとコクが口いっぱいに押し寄せてきます。
とりひき肉のみそにらたま
しょうがをきかせたみそだれが風味豊か。ちくわも入れてかさ増ししましょう。忙しい日に頼れる10分おかずです。
豚大根のしょうがみそ炒め
大根と豚こまを炒めたら、調味料(みそ、しょうゆ、砂糖)を加えて強火で汁気をとばすように炒めて。香ばしい風味がやみつきになります。
里いもとハムのみそクリームグラタン
牛乳をみそとスープの素で調味した和風のホワイトソースがたっぷり。片栗粉でとろみづけします。ほくほくの里いもにみその風味がよく合いますよ。
大豆に塩や麹を加えて発酵させたみそには、栄養豊富でうまみもたっぷり! 普段の食事で発酵食品をとる機会が少ない人は、みそを積極的に使ってみるのもいいかもしれません。
文=齋藤久美子(栄養士)