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へとへと主婦の「自分時間」、コロナが明けてどう変わる? 353人のリアルな思いを調べてみた

  • 2021年11月15日
  • レタスクラブニュース
世の中がコロナ禍に見舞われてから約2年弱。マスクやアルコール消毒の徹底に、移動制限、学校のオンライン授業、在宅ワークなど、文字通り生活が一変した私たち。おうち家族時間の増加により、自分時間が大幅に減った方も多いのではないでしょうか?そこでレタスクラブでは、コロナ禍が明けたら自分時間をどう使いたいのかについて、コロナ禍を経た意識の変化とともにレタスクラブアンケート部の皆さんに尋ねました。(2021/10/13~2021/10/17実施:回答者1542人のうち「女性・既婚・子どもあり・23歳~50歳」の子育て中の女性353人の回答を抽出)。


■【コロナ禍では美容院や歯科通い控えも】

家には常に誰かがいて、どこかで息抜きしたいけど、外出するのもやはり不安…。コロナ禍のおうち時間の増加は、子育てをして家事も仕事も…という私たちの自分のための時間が少なくなることにも繋がりました。特に子どもがまだ小さいと、ただでさえ自分時間が少ないもの。子どものお昼寝の合間に束の間の自分時間を楽しんでいたのが、在宅ワークの夫の昼食作りにあてられるようになった!なんて人もいたようです。そこでまずは、コロナ禍が明けたら、自分のためにどのように時間を費やしたいと考えているのかを、「美容」「ショッピング」「習いごと」の3項目について聞いてみました。




まずは、「美容(エステサロン・ホワイトニング歯科など)」について、どのくらい行きたいと思うか尋ねたところ、「行きたい」と答えた人は49.6%と約半数。自粛中は人対人の施術はなかなか積極的になれない人も多かったと思いますが、コロナ禍が明けたら美容に取り組みたいという欲求は高いことがうかがえます。

具体的にどのようなサロンに行きたいかについては、自分磨きのための美肌や痩身エステなどのほか
・「美容室。髪を染めていないのでプリンになっている」
・「歯科でクリーニングやホワイトニングをしたい」
など、コロナ禍で控えていた通常のケアを再開したいという意見も多く見られました。また、
・「香りなどを選べるアロママッサージ」
・「体の疲れと心の疲れも取れるようなサロン」
など、自分ひとりの癒しの時間を満喫したいという想いも見受けられました。

■【ネットショッピングにはない「買い物」の醍醐味を切望】

次は「買い物」についてみてみましょう。コロナ禍ではデパートやショッピングモールも時短営業となり、短時間で必要最小限のものだけ買うというスタイルをとらざるを得ませんでした。そのいっぽう、オンラインショッピングの利用者は急増。何でも揃っているし、ポチっとするだけで家に届いて便利なことから、主婦層にも人気を集め、従来の買い物スタイルに一石を投じることにも。「買い物」事情には、コロナ禍を経験してどのような変化がみられたのでしょうか?




ショッピングにどのくらい行きたいと思いますか?

とても行きたい…162票(45.9%)
まあまあ行きたい…119票(33.7%)
どちらでもない…46票(13.0%)
行かなくてもいい…26票(7.4%)

「とても行きたい」「まあまあ行きたい」を合わせると79.6%。約8割の人が「買い物に行きたい」と答えています。具体的にどこでどんなものを買いたいかを聞いてみたところ、
・「アウトレットで、お金を気にせず、服を買いまくりたい」
・「ショッピングセンターでお出かけ用の服を買いたいです」
など、圧倒的に多かったのは服。おこもり生活で家着オンリーで過ごしていたため、自分の服は長いこと買っていないという人も多かったようです。また、オンラインショッピングでは洋服のサイズ感や生地感がわかりづらいことから、「服を試着して買いたい」という意見も多くみられました。

また、オンラインではなく、買い物に「出かける」こと自体に大きな意義を感じている人も多々。
・「アウトレットモールやショッピングモールで衝動買いしたい」
・「百貨店で化粧品を買いたいです。メイクしてもらいたいです」
・「ウィンドウショッピングでもいいし、ただ普通にイオン行くだけでさえいい」
・「銀座でショッピングしたい」
・「買いたいものは特にないが、雑貨屋や服屋さんなどを見て回りたい」
・「特にないけれど、ゆっくりショッピングしたい」
・「ネットでも買い物はできるけど、実際に目で見て触れて買いたい」

お気に入りのお店で、素敵な服やかわいい雑貨を眺めているだけでも癒されるもの。画面に向かってポチっとすることでは味わえない買い物の醍醐味は、コロナ禍を経験したからこそ、さらにありがたみを増して感じられるようになったのかもしれません。

■【自分のやりたいことや目標を持つようになった人も】

趣味やスキルアップなどの「習いごと」について、コロナ禍を経てどのような意識を持っているのでしょう?コロナ禍が明けたら「習いごとをしたい」と答えた人は41.3%と半数には満たないものの、子どもの時間軸で動くことの多い生活を鑑みると、少なくはない数字と言えます。

具体的な内容を見てみると、
・「料理教室で、子どもが食べやすく、栄養のあるメニューを1から教えてもらいたい」
・「水泳でバタフライとターンができるようになりたい」
・「ヨガ。やせたい、姿勢を矯正したい」
・「年々字が汚くなるので習字を習いたい」
・「弾きたい曲があるのでピアノをもう一度習いたい」
・「スキルアップのためにパソコンを習いたい」
・「英会話。外国人の方と英語で話せるようになりたい」
など、自粛中にできなかったことや、やりたかったことを具体的にイメージしている人が多い印象でした。コロナ禍でさまざまなことが制限される中、自分のやりたいことを考えたり、見つけたりする時間にもなったのかもしれません。

また「美容」「買い物」「習いごと」以外で行きたい場所としては、コロナ以前に通っていたジムやマッサージと答えた人が多く見られたほか、
・「大きな本屋さんに1時間くらい滞在して、ゆっくり本を選びたいです」
・「カフェでゆっくり本を読みたい」
・「1人になれればどこでもいい」
などの声も。何気ない自分時間の大切さに気づかされた人も多かったようです。

■【マスクや手洗いなど基本的な感染対策は継続】

コロナ禍で当たり前の生活を送れなくなった経験から、さまざまなことを学んだ私たち。マスクにアルコール消毒、テレワークにネットショッピングなど、生活様式も大きく変化しました。おそらくコロナ禍が明けても、全て元通りというわけにはいかず、そのまま続いていくであろうことも多いことでしょう。良い変化もあれば、あまり嬉しくない変化もありますが、「コロナ禍が明けても続いていくと思うこと」について聞いてみました。



ほとんどの人が挙げていたのが、マスクと手洗い消毒の徹底。

・「マスクしてると他の病気にもかからないのにびっくりした。今後も電車とかではしようかなと思う」
・「うがい、手洗いはほんとに重要だと気づいた」
・「マスクと手洗い、消毒、ソーシャルディスタンスは続くというか、当たり前のことになると思います」
今後も基本的な徹底対策は続いていくことになりそうですね。また、
・「手作りの食べ物を贈り合うことはなくなりそう」
・「大勢での飲食はなくなると思う」
・「外食は控えて、テイクアウトがメインに」
など、不安要素が払拭しきれないことについては、今の対策を継続していきたいと考えている人もみられました。

そしてコロナ禍で急速に進んだのがオンラインによるコミュニケーション。テレワークにオンライン飲み会、オンラインイベントにオンラインツアーまで、場所にとらわれず気軽に参加できるというメリットは、コロナ以降も続きそうなものの筆頭です。
・「オンラインでコミュニケーションや催しをすることは続いていくと思う」
・「在宅ワーク。仕事で出張がなくなり、web会議がほとんどになった」
・「ネットショッピングが習慣になりつつあるので、まずネットでの値段をチェックするのは今後も続きそうです」

マスクにソーシャルディスタンスなど、本意ではないけど続けざるを得ないだろうという意見が多い中、「家での過ごし方を見直すことができたので、家で過ごす家族の時間はイベントとして続けていく」という前向きな意見も見られました。

■【自分にとって大切なことは何かが問われたコロナ禍】

最後に、コロナ禍を経て、もっとも意識が変わったと思う点についても聞いてみました。

・「オンラインでできることはたくさんあるんだと気づいたが、同時にリアルで会うことの大事さもわかった」
・「人とのコミュニケーションは精神的にも大切だということがわかった」
・「気軽に人に会えなくなることが簡単に起きるから、会いたい人に会っておきたいと思う」
・「ママ友、親戚とのつき合い方に変化。無理に繋がっていようと思わなくなった」
・「やらなくてもよい自治会やPTAなどの会合などがいかに多かったかと思う」
自由に人と会えなくなったコロナ禍では、その人間関係が自分にとって本当に必要か否かが問われることとなりました。また、PTA改革が実現した学校も多かったように、習慣だけで続けていたことを簡素化する良い機会になったケースもあるようです。

また、
・「買い物ワゴンを手に取る前にアルコール消毒するようになった」
・「コロナ以前は夫の給料で足りないなんてことはなかったのに、コロナ以降は10万円生活費が足りなくなった。かなり苦しくて、お金の使いみちに関して意識がガラリと変わった」
・「貯蓄の必要性」
など、コロナ禍により衛生意識が高まったり、金銭感覚がシビアになるなど、日々の生活に対する考え方が根底から変わったという意見や、
・「いつ死ぬかわからないからキレイに暮らそうと思いました」
・「コロナ以前は『熱がある程度では休めない、休まない』という働き方でしたが、『体調が悪い日はきちんと休んで直す』という意識に変わりました」
・「前よりは子どもをせかさなくなった。健康ならある程度いいと思えるように」
・「少しのことで幸せを感じるようになった」
など、従来の生活を振り返り、考え方を改めるようになったという人も。

コロナ禍をきっかけにガラッと変わった私たちの生活。当然のように享受していた便利で安心な生活は崩れ、不自由な生活を余儀なくされることとなりました。そんな中で実感したのは、「健康」「家族」「人と人とのつながり」といったことの大切さ。コロナ禍が明けたらまた以前のような生活を取り戻したいと思ういっぽうで、新たに気づかされたこの価値観は、コロナ以後の生活をより心豊かに過ごすための指針となるのかもしれません。



文=酒詰明子

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