脚がむくむ、腰が痛い、疲れやすい……。その不調は「歩きぐせ」が原因なのです。歩きぐせをリセットして、ふだん歩きをやせるウォーキングに変えるためには、体のゆがみを改善することが必要不可欠!そこで特にゆがみやすいの足指、骨盤、肩甲骨のうち、肩甲骨のゆがみチェック法をご紹介します。
デスクワークなどで肩がこっていると、肩甲骨の動きが鈍くなってしまいます。実際、肩甲骨を動かしているつもりでも、「肩関節をまわしているだけ」という人も少なくありません。
肩甲骨の動きが悪いと、脚運びにも影響します。腕を大きく振ったときに肩甲骨まできちんと動くと、脚を踏み出しやすくなります。逆に肩関節だけが動き、肩甲骨が動かないと、踏み出しも鈍ってしまうのです。
こった筋肉をほぐし、よく動く肩甲骨にして円滑な歩き方にしましょう。
本来、左右の肩甲骨は背中の中央に寄っています。なおかつ肩が前に出ていなければ、肩甲骨も下がります。この状態だと華奢な背中に見えます。
ねこ背などの姿勢がくせになっていると、肩が前に出て肩甲骨も本来の位置より外側になります。すると大きく広がった男前の背中に。
1 背中側の腰のあたりで手のひらを合わせる。
2 手のひらを合わせたまま、指先を天井に向ける。
3 2ができた人は、手を上に移動する。左右の肩甲骨の間を目指して上げる。
写真のように背中側で手を組む。組めたら鏡を見て、腕を写真のようにまっすぐにする。肩甲骨の位置がゆがんでいると、腕が斜めになる。
ウォーキングトレーナー
長坂靖子(ながさか・やすこ)
日本ウォーキングセラピスト協会代表理事。1985年ミス日本受賞。90年準ミスワールド日本代表のタイトルを獲得。ウォーキングインストラクター資格を取得し、ウォーキング講座を全国で展開する他、企業講演、雑誌、テレビ出演などで幅広く活躍。