お金を貯めるには「先取り貯金」が良いと聞きますが、実は節約にも言えること。1日のはじまりに家事をこなしておくことで、食費節約につながります。今回は、わたしが月2万円台の食費をキープするために、「朝にやっていること」を3つ紹介します。
わが家は毎日大量のお茶を消費します。食事のときに飲むほか、子どもたちの水筒にいれるお茶も必要です。そんな1日分のお茶は、朝のうちに用意しておきます。
わが家のお茶ストックは、2Lボトル2本と、1.5Lの保冷ポット1本。前日につくったお茶を水筒と保冷ポットに注いだら、ボトルを洗って麦茶をつくります。こうしておくことで、1日分お茶を確保!
麦茶も1日で飲み切ってしまうので、手間のかからない水出しで十分。朝のうちにお茶を用意しておくようになってから、お茶づくりに追われなくなりましたし、「お茶がない!」と慌ててペットボトルを買う、なんてことも防げるようになりました。
仕事に育児に家事と、大忙しの1日を過ごしていると、夕方ごろにどっと疲れが押し寄せます。正直、夕食の用意にやる気が出ないこともしばしば…。そんな疲労ピークの夕方に向けて、元気のある朝のうちに「夕食の下ごしらえ」をしておくのがマイルールです。
下ごしらえと言っても、手間のかかることはしません。朝食のウインナーに切れ目をいれるついでに、夕飯用の食材をカットしておくだけです。たったひと手間ですが、“炒めて味付けするだけ“の状態になっているだけでも、気持ちがラクになります。
余裕があるときは、カットした具材に味付けまで済ませておくと、火を通すだけで食べられてより時短に。からあげや生姜焼きは、カットしたお肉を調味料と一緒にポリ袋へいれておくと、味がしっかりしみておいしくなりますよ。
朝のうちに予想される疲労を減らしておくと、「うっかり外食」も防げます。
どんなに時間がなくても、必ず朝にやるのが「ごはんの炊飯予約」。お米をといで炊くという工程も、時間のない夕方は負担に感じることもあります。また、ごはんは早炊きしても30分はかかるので、炊き忘れると悲惨です。
炊き忘れ防止や夕方の家事を減らすという意味でも、とりあえずごはんだけは炊く。たったこれだけで、「とりあえず、ごはんはあるから大丈夫」という謎の安心感が生まれます。
最悪おかずがつくれないくらい疲れていても、ストックしているレトルトカレーや丼の素でなんとか乗り切れるので、お惣菜や外食は阻止できますよ。
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朝のちょっとしたひと手間で「家事貯金」をしておくと、自炊が続きやすくなり、心にも余裕が生まれ、無駄遣いを防げます。ぜひ、“朝家事”を取り入れてみてください。
文/三木ちな