脚がむくむ、腰が痛い、疲れやすい……。その不調は「歩きぐせ」が原因なのです。歩きぐせをリセットして、ふだん歩きをやせるウォーキングに変えるためには、体のゆがみを改善することが必要不可欠!そこで特にゆがみやすいの足指、骨盤、肩甲骨のうち、まずは足指のゆがみチェック法をご紹介します。
足指は地面を蹴り込むなど、ウォーキングで大事なパーツです。しかし、歩きぐせがあったり、合わない靴を履いていたりすると、ゆがんで動きが鈍くなってしまいます。すると、足裏の筋肉も衰え、下図のように足裏の3つのアーチがつぶれてしまいます。
足裏のアーチは着地の衝撃を吸収し、体重を効率的に支える役割がありますが、つぶれると衝撃が体に直接伝わり、脚が疲れやすくなったり、タコなどができやすくなったりします。
足指のゆがみが整うと、足裏のアーチも復活してくるので、安定した歩き方ができるようになります。
1 足指でペンをはさみ持ち上げる
イスに座り、床においたペンを右足の親指と第二指ではさむ。ペンを落とさないように足指をギュッと握る。
2 ペンを左の足指に渡す
左足の親指と第二指で、1で持ち上げた右足にあるペンをキャッチ。足指の力を使い、落とさないようにして、右足にペンを渡す。
足の指で、ペンを持ち上げられますか?
反対の足指でキャッチできますか?
一見簡単そうな動作ですが、足指がゆがんでいると、受け渡せないばかりか、足裏がつりそうになることも。つかめないときは無理をせず、トレーニングにしましょう!
次回は足指のゆがみをリセットするトレーニングをご紹介します♪
ウォーキングトレーナー
長坂靖子(ながさか・やすこ)
日本ウォーキングセラピスト協会代表理事。1985年ミス日本受賞。90年準ミスワールド日本代表のタイトルを獲得。ウォーキングインストラクター資格を取得し、ウォーキング講座を全国で展開する他、企業講演、雑誌、テレビ出演などで幅広く活躍。