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【医師が解説】更年期のほてり・のぼせ無しの快適生活法

  • 2021年1月27日
  • 暮らしニスタ

「緊張のPTA。周りは誰も汗をかいていないのに、私だけ顔に大量の汗!」
「電車の中で、自分だけ突然顔のほてりで汗をかいてしまい…焦るともっと出てくる汗に逃げ出したくなる…」

こんな経験がある更年期の女性はとても多いです。

このような「顔だけに汗をかく」という状態は、30代から始まるといわれるプレ更年期や、40代〜50代の更年期の症状で多い「ほてり」の症状である可能性が高いです。

そこで今回は、女性を悩ます更年期症状の「ほてり」を根本改善する方法についてご紹介します。
(文/精神科医・漢方医 木村好珠)

更年期にほてり(ホットフラッシュ)が生じる原因は?

更年期の時期に多くみられるほてりの症状は「ホットフラッシュ」とも呼ばれ、突然顔が熱くなる症状や、上半身の発汗症状などがみられます。

このようなほてりやのぼせの症状は、更年期になり、女性ホルモンのひとつであるエストロゲンの分泌量が減少しだすことに起因します。

エストロゲンが減少すると自律神経が乱れ、血管が拡張して、体温調節機能が不安定になることがあります。すると、体温調節がうまくいかなくなり、ほてりや発汗の症状につながるといわれています。

生活する中での更年期症状の対策とは?

更年期の時期には、ほてりをはじめ、さまざまな症状が現れます。この更年期の時期を乗り越えるためには、日常生活の中で次のようなことを意識してみることで、症状が改善する可能性があります。

・適度な運動をすること
・バランスの良い食事をとること
・シャワーではなく湯船に浸かること
・ストレスを溜め込まないこと
・安定した睡眠をとること

まずは、基本的な生活習慣を見直し、からだのバランスを整えていきましょう。

医療機関の受診も1つの方法

つらいほてりの症状や更年期の症状が我慢できないときは、婦人科や更年期外来がある医療機関を受診することをおすすめします。

医療機関では、女性ホルモンの値を測り、減少した女性ホルモンを補充するホルモン補充療法(HRT)が行われることが多いです。

ホルモン補充療法(HRT)の種類

ホルモン補充療法は、次の2つの方法があります。

・経口剤(薬を飲む方法)
・経皮吸収型製剤(貼り付け剤)

経口剤は、口から薬を飲むことで、薬剤を肝臓から血液に吸収する治療法です。経皮吸収型製剤は、皮膚に貼り付けて皮膚から直接薬剤を血液に吸収する治療法です。

ホルモン補充療法(HRT)の副作用は?

ホルモン補充療法(HRT)は副作用のリスクもあるため、からだに負担がかかる場合もあります。主な副作用の症状は、吐き気・不正出血・乳房の痛みやハリなどです。

ホルモン補充療法は、更年期症状には効果的な治療法ですが、人によってはつらい副作用もあるため、ホルモン補充療法に抵抗を感じる女性も少なくありません。

漢方薬で更年期による体質改善を目指す

「顔だけ滝汗…冬でも自分だけ汗をかいて恥ずかしい」
「からだは冷えているのに、顔だけほてってしまう」
「病院でホルモン療法をするのは抵抗がある」

そんな方には漢方薬がおすすめです。
女性ホルモンの乱れによる「ほてり」「のぼせ」「口喝」などの諸症状に効果が認められている漢方薬はいくつもあります。

漢方薬は、多くの症例により効果が認められているお薬で、自然の素材が体にやさしく働くため、一般的には、西洋薬よりも副作用が少ないと言われています。

また、現在生じている不調を抑えるだけでなく、根本的な体質の改善を目指すもので、汗やほてりなどの症状に悩む方にぜひ試していただきたいお薬です。

さらに、健康のために、栄養バランスのととのった食生活や、ジョギングや筋トレなどの運動習慣を続けるのは難しいという場合でも、漢方薬なら、自分の症状や体質に合ったものを毎日飲むだけですので、手間なく気軽に継続できるというメリットもあります。

漢方医学を日常生活に取り入れることで、健康を維持して快適な生活をめざしてはいかがでしょうか?

ほてりを改善したい方におすすめの漢方薬

●体力が中等度以下で、のぼせなど更年期症状に悩む方へ:加味逍遙散(かみしょうようさん)
女性特有の月経異常や更年期症状に処方される漢方薬。からだの気の乱れを整えて、過剰な熱を抑えてくれる効果が期待されるので、ほてりやのぼせなどで悩む方におすすめです。

●比較的体力があり、のぼせと冷えに悩む方へ:桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)
体内で滞った「血(けつ)」の乱れを整えて、からだの中の血の巡りを良くしてくれます。のぼせや冷えの症状にアプローチする成分が配合されているので、冷えがあるのにほてりやのぼせで悩む方におすすめです。

ただし、漢方薬を選ぶ時に重要なことは、その人の状態や体質に合っているか、ということです。うまく合っていないと、効果を感じられないだけでなく、場合によっては副作用が生じることもあります。

どの漢方薬が自分に合うのかを見極めるためには、プロの力を借りるのがおすすめです。「あんしん漢方」などのオンライン漢方サービスに、一度相談してみるのもいいでしょう。

AI(人工知能)を活用した漢方のプロが、お手頃価格で、一人ひとりに効く漢方薬を見極めて自宅に郵送してくれる「オンライン個別相談」が話題です。スマホで完結するサービスですので、対面では話しにくいことも気軽に相談できます。

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一人で悩まないで!ほてりの症状を改善しよう

女性なら誰もがやってくる更年期の症状のひとつである「ほてり(ホットフラッシュ)」についてご紹介しました。更年期の症状は個人差があり、顔のほてりやホットフラッシュの症状は、家族に相談しても、つらさをわかってもらえないケースも多いです。

更年期症状は、女性の閉経前後の10年間といわれていますので、焦らずにゆっくり症状を改善していくことが大切です。日常生活の中でストレスを溜めないように意識するとともに、漢方薬で無理なく体質改善をめざすなど、自分のからだと上手に付き合っていきましょう。

<監修者>

精神科医/漢方医 木村好珠
渋谷金王坂クリニック非常勤医、一般社団法人国際統合治療協会理事

医学部在学中より東洋医学を学び、精神科と東洋医学科が充実している慶応義塾大学病院での勤務を経て、西洋薬の即効性等と漢方薬の根本的な治療をバランスよく使い分ける事を信条とする。
渋谷の漢方内科で非常勤医として勤務する傍ら、テレビや雑誌、インターネットテレビ、Webメディアなどで、精神疾患、心理学、生活習慣病などさまざまなテーマを精神科医・漢方医の立場で解説も行う。

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