暑さと乾燥に強く、初心者でも育てやすい観葉植物として有名なサンスベリア。
空気清浄効果も高いと言われるこの植物は、地中に向けて茎を伸ばし、棒状の葉を上に向けて伸ばします。
この葉の模様が虎の尻尾のようだったため、トラノオという和名になりました。
原産地からもわかるように、日光が好きなタイプの植物です。
暗い場所では育ちが悪くなります。
乾燥にも強いため、水やりは土が乾いてからで大丈夫。あげるときにはたっぷりとあげてください。
一番気をつけなければならないのは温度で、10℃以下になると成長が止まり冬眠状態に、5℃を切ると枯れてしまいます。
また冬眠状態で水をやってしまうと根腐れを起こす恐れがあります。
できれば冬から春先にかけては室内で育ててあげるのがいいでしょう。
初心者におすすめされることが多いサンスベリアですが、その分傷んだ時にどう対処するのかわからないという人が大勢います。
実際には、傷んだ葉を元に戻す方法はありません。
ですが、株分けと葉挿しという2つの方法を取れば、サンスベリアを復活させることはできます。
方法はネットを探せば写真付きで詳しく書いているところもあるので詳細は省きますが、初心者でも順序立ててやれば十分可能な作業です。
およそ2年に1度のペースで植え替えを行うと、元気に育ってくれます。
大体の鉢植えはそうなのですが、植え替えを行わないと鉢内で根が密集して、水はけが悪くなったり、酸素不足で株ごと枯れてしまいます。
そうならなくても、土の栄養が枯渇して葉の色が悪くなります。
こうした諸々の事態を回避するためにも、定期的な植え替えは必須になります。
サンスベリアの場合は、だいたい2年が周期というわけです。
多くの観葉植物の中でも空気清浄効果が高いと言われているサンスベリア。
初心者でも育てやすく、株分けや葉挿しといった増やし方も豊富なため、初心者が次のステップに進むためのパートナーとしても、やはりおすすめです。
※トップ画像はPhoto by SHIHOさん@GreenSnap