
りもで・りんぐ / 画像提供:(C)ふくたいさお/MeDu COMICS
天才女子高生の出水川もなかは、家電を便利道具に改造する。例えば、炊飯器を頭からかぶれば数秒で寝癖が直せたり、数時間だけポジティブになれるニット帽子など、誰もが欲しいと思う物を創り出してしまう。そんな発明品は、うまく使えばとても便利。しかし、使い方によってはとても危険をはらんでいてーー。私利私欲のままに物事を動かそうと家族たちが巻き起こすギャグ漫画、ふくたいさお(@fukuta_isao)さんの「りもで・りんぐ」を紹介しよう。
奇想天外な家電改造で、遅刻しない時計を発明したり、意中の人を好きにさせようとしたりーー。倫理観をまるっと無視した発明コメディは、現在COMIC MeDuで大人気連載中であり、待望の第2巻も発売中。今回はそんな出水川家のドタバタコメディを生み出した、作者のふくたいさおさんに本作の制作秘話を伺った。
■ひみつ道具をもっと私利私欲のために使いたい!という妄想が生み出した漫画
【漫画】発明品をどう使う? / 画像提供:(C)ふくたいさお/MeDu COMICS
りもで・りんぐ第1話(2) / 画像提供:(C)ふくたいさお/MeDu COMICS
りもで・りんぐ第1話(3) / 画像提供:(C)ふくたいさお/MeDu COMICS
子供の頃からドラえもんが大好きで「自分だったら、ドラえもんのひみつ道具をもっと私利私欲のために使うのに」という妄想ばかりしていたと語る、作者のふくたいさおさん。「ひみつ道具を使った妄想をしたことがある人はきっと世の中にたくさんいると思うんです。だから、ひみつ道具を私利私欲のために使う漫画を描けば、たくさんの人に共感してもらえるかも!と思い、描き始めました」と、本作「りもで・りんぐ」が生まれたきっかけを明かしてくれた。
主人公の家族(出水川家)は、ふくたさんの身近にいる家族をモデルにしており、キャラ作りについては、普段ふくたさんが表に出せない欲をキャラたちで発散させているという。「弟の“もり”には、僕が子供の頃やりたかった『ひみつ道具を私利私欲に使う』をやらせるようにしています。また、18年後の未来から来た“おおもりくん”は、僕の『だらだらしたい欲』を体現してもらってます」と、ふくたさん自身の願望を表しており、描いていて楽しいそうだ。
天才なのに抜けてる主人公、家族で唯一しっかり者の次女、極端に無口なお父さんなど、各々のキャラクターが生き生きしていて、何度読み返しても笑える漫画だ。「久しぶりに続きが読みたくなる漫画」と口コミも多いこの作品を、ぜひ一度読んでみてほしい。
取材協力:ふくたいさお(@fukuta_isao)、COMIC MeDu編集部
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