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加賀温泉駅ジオラマに  山中の黒田さん、16日の開業記念行事で展示  レーザー加工で紅殻格子

  • 2024年3月15日
  • 北陸新幹線で行こう! 北陸・信越観光ナビ

北陸新幹線加賀温泉駅と高架の線路が加わった黒田さんのジオラマ=加賀市山中温泉上原町【北陸新幹線で行こう!北陸・信越観光ナビ】
 加賀市山中温泉上原町の洋菓子店主、黒田外志彦さん(63)が北陸新幹線加賀温泉駅のジオラマを完成させた。レーザー加工機を活用して駅の象徴でもある紅殻格子(べんがらごうし)を精巧に再現。8年かけて製作した大聖寺駅や昭和40年代の山中温泉街などの街並みに高架の線路と共に加え、16日からの駅開業記念イベントに合わせて披露して節目を祝う。黒田さんは「駅に降り立つ観光客も地元の住民にも、たくさん人に見てほしい」と延伸開業を心待ちにしている。

 黒田さんのジオラマは畳1枚ほどの大きさ。大聖寺駅から線路が延び、特急「サンダーバード」などの模型を走らせることができる。周囲の風景は、子どもの頃の記憶に残る山中温泉街の映画館や和菓子店の建物のほか、重伝建(重要伝統的建造物群保存地区)の「加賀東谷」を構成する山中温泉大土町の集落などで、プラスチックや厚紙を使って作ってきた。

 2022年夏ごろから、加賀温泉駅と高架の線路の製作に着手。150分の1の縮尺でこれまでのジオラマの外周に増設した。駅正面の紅殻格子は、市かが交流プラザさくら内の「KAGAものづくりラボ」にあるレーザー加工機を利用し、厚紙を切り出して繊細な格子に仕上げた。

 休日を製作に充て、今月に入ってようやく完成、加賀温泉駅開業に間に合った。16、17日に開催される開業記念イベント「加賀未来市.」(北國新聞社後援)で市美術館に展示する予定で、黒田さんは「できる限り本物に近づくよう努力した。多くの人に見てもらい、新幹線の開業を実感してほしい」と話した。
【北陸新幹線で行こう!北陸・信越観光ナビ】

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