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秘境黒部の峡谷画を金沢で楽しむ 金沢21美でセレネ美術館特別展開幕

  • 2024年3月6日
  • 北陸新幹線で行こう! 北陸・信越観光ナビ

黒部峡谷を描いた作品群を鑑賞する来場者=金沢21世紀美術館【北陸新幹線で行こう!北陸・信越観光ナビ】
 セレネ美術館(黒部市)の金沢特別展「黒部峡谷 日本画展―秘境・黒部からやってきた名画たち」(北國新聞社、富山新聞社特別協力)は5日、金沢21世紀美術館で始まり、日本画の巨匠・平山郁夫氏らによる23点が披露された。来場者は力強いタッチや繊細な色彩で描かれた峡谷の美を満喫した。

 セレネ美術館が金沢で出張展示を行うのは初めて。黒部峡谷の玄関口、宇奈月温泉にあるセレネ美術館開館30周年と同温泉開湯100周年を記念した企画となる。常設作家7人のうち、文化勲章受章者の平山氏、日本美術院理事長で日本芸術院会員の田渕俊夫氏、日本美術院同人の宮廻(みやさこ)正明氏の作品を展示した。

 平山氏がヘリコプターで上空から眺めた景色を描いた「幻の瀧」をはじめ、最低限の線と色彩でダムの迫力を際立たせた田渕氏の「放水(黒部ダム)」、紙の裏から色を重ねて深い味わいを実現した宮廻氏の「三希月廻(さんきげっかい)(愛(あい)本(もと)刎橋(はねばし))」など、同館の代表作が訪れた人を引き付けた。

 オープニングセレモニーでは、武隈義一黒部市長が「黒部の素晴らしさを知ってほしい」とあいさつし、村山卓金沢市長、砂塚隆広北國新聞社社長が順に祝辞を述べた。セレネ美術館の中村賢一主任学芸員が解説した。

 17日までで、9、10日の午前11時と午後3時から学芸員によるギャラリートークが行われる。入場無料。
【北陸新幹線で行こう!北陸・信越観光ナビ】

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