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就寝中の男性をベッドごと飲み込んだ巨大な穴。埋められたはずが再度姿を現す

  • 2024年3月24日
  • Gizmodo Japan

就寝中の男性をベッドごと飲み込んだ巨大な穴。埋められたはずが再度姿を現す
シンクホールの例 Image: Shutterstock

急に穴が開くなんて怖すぎる。

2013年3月、フロリダ州セフナーに住むジェフ・ブッシュさん(当時37歳)は自宅の寝室で眠っていたところ、突如地面に現れた巨大な穴、シンクホールに飲み込まれました。

シンクホールとは地下の岩石が侵食されたり崩壊したりして形成される、地表面上に突然現れる大きな穴のこと。

その穴はすぐに塞がれましたが、最近になって再出現したとIFLSが報じています。

その日ジェフさんに何があったのか

その日、ブッシュ家には凄まじい音とジェフさんの叫び声が響きました。別室にいたジェフさんの兄弟であるジェレミーさんと、そのパートナーであるレイチェルさんは驚いてジェフさんの部屋に駆けつけると、ジェフさんが寝ているはずの場所には直径と深さが6メートルもある穴、いわゆるシンクホールが広がっていました。

ジェフさんの姿はなく、どうやらベッドごと飲み込まれてしまったようでした。

ジェレミーさんはジェフさんを救出しようと穴に飛び込みましたが、周囲の地面が崩れ続けていたために危険と判断され、ヒルズボロー郡の保安官によって引き上げられました。

「ジェフを助けたかったのに何もできなかった。私の名前を呼び助けを求めるジェフの声を確かに聞いたのに」

ジェレミーさんは声を震わせます。

結局、ジェフさんは救助されることなく、遺体も発見されませんでした。

家も地面も不安定な状態では救助活動は危険なため、早々に打ち切られました。そして、家は取り壊され、穴は砂利を詰めて塞がれました。

ところが、この穴が再び姿を現したのです。

フロリダはシンクホールが発生しやすい

シンクホールは、雨水や地下水に溶かされやすい岩石が多い「カルスト地形」と呼ばれる場所で発生しやすいと言われています。

石灰岩が溶けると、地下に空洞ができて地表が脆くなり、その地表が崩れ落ちることでシンクホールができます。

フロリダは石灰岩が豊富なので、頻繁にシンクホールが出現します。あまりにも多いので、シンクホールマップが存在するほど。のぞいてみると、シンクホールの多さに驚かれると思います。

ちなみに、私は一時期フロリダの超田舎に住んでいたのですが、試しにシンクホールがあるのか検索してみたら、2012年に巨大なものが出現していました。フロリダに引っ越す際に「ワニや大蛇、人喰いゾンビに気をつけろ」と言われましたが、シンクホールにも要注意だったみたいです。

それにしても、寝ている間に穴に飲み込まれるなんて、考えると本当に恐ろしいです。

Source: IFLS

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