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透明なディスプレイが言葉の壁を低くする

  • 2024年3月4日
  • Gizmodo Japan

透明なディスプレイが言葉の壁を低くする
Image: 凸版印刷

言葉の壁を超えるテクノロジー。

大江戸線都庁前駅の窓口に透明なディスプレイが登場しました。この数年に、至るところで目にした、唾液飛沫防止のためのアクリルパネルによく似ていますが、その役割は真逆。人々を繋いでくれるものでした。

翻訳された言葉が両面に表示される

透明な両面がディスプレイになっているので、手元のタブレット端末を通じて相手が話した内容をこちら側には翻訳された内容が表示され、相手側にはこちらが話した内容を翻訳して表示してくれます。空間に文字が表示されてSFの世界を感じられるところもクール。

さらに用途は翻訳だけではなく、ハンデを持った人とのコミュニケーションもアシストしてくれます。タブレット端末を通して、日本語の表示もできるので、画面表示を使った案内が柔軟に行なえる環境が整えられています。

12の言語に対応

日本語のほか、英語、中国語、フランス語、スペイン語など12言語に対応しているので、多くの言語話者との会話が可能になっています。これだけの言語が用意されていれば、まったくコミュニケーションが取れずにお互いあたふたしてしまうこともかなり防げそうです。

いろんな場面で応用もできそう

外国人旅行者が訪れる場所の受付はもちろん、レジの金額表示、ライブシーンの演出としても利用できそうです。歌詞をリアルタイムで出したり、ポップ案内を大きく表示したり、商品の前に展示したり、多くの発展ケースが期待できそうです。

ただし、現状の翻訳精度とレスポンスの速さは未知。リアルタイムの会話として自然なテンポで利用できるかは実証実験で見極められる部分になりそうです。機械翻訳もGoogle(グーグル)翻訳、ChatGPTなど日々進化を遂げていますが、よいバランスを探っていくべき課題かもしれません。

Source: TOPPAN, NHK

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