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これぞ理想のガジェットライフの到達点。電気つくっちゃいません?

  • 2024年2月7日
  • Gizmodo Japan

これぞ理想のガジェットライフの到達点。電気つくっちゃいません?
Photo: Daisuke Ishizaka

「最近、家庭菜園を始めたんですよ」

年明けの会議でそう話したのは、編集部員の吉岡くん。普段は電気で動くモノにしか愛を注げない彼が「家庭菜園」なんていったいどんな心境の変化?

編集部員吉岡(以降吉岡): 家庭菜園には、食費節約といった経済的な理由もありますけど、その他にもいろんなメリットがあるんです。あと、自宅で電気をつくりたいなって思ってて。

はて? 野菜だけでなく、電気を自宅で…つくる?

なんだか面白そうなことを考えていそうなので、今日は編集部員の家庭の様子を覗き見してみましょう! (※登場する家族は架空のものです)

急に家庭菜園を始めるなんて、どうしちゃったの?

ある休日の午後。編集部員の吉岡くんは自宅の庭で土いじりをしています。ニコニコしながらプランターに土入れをしている彼へ話しかけてきたのは、吉岡くんの妻、千聖(ちさと)。

千聖: ねえ、急に家庭菜園なんて、どうしたの? 好きなガジェットとは正反対じゃない?

吉岡: 最近物価の影響で毎月の食費も上がってきたし、その対策としてなにかできないかなと思って。

千聖: たしかに、食費は結構上がってるよね。

吉岡: 家で野菜をつくれば、その分買わなくてもいいし。災害があったときも、ちょっとでも自宅で野菜が採れることが、安心に繋がるような気がするんだよね。

千聖: 食費も助かって、もしものときも安心で…って話ね。

電気をつくるってどういうこと…?

一通り庭での土いじりを終えた吉岡くん。なにやら、妻の千聖に相談があるようです。

吉岡: じつはもうひとつ、始めたいことがあって。電気もつくりたいんだよね。

千聖: え、電気をつくる? どういうこと?

吉岡: 太陽光発電のこと。太陽光パネルを設置して、自宅で発電しようとおもって。あとは発電した電気をためておける蓄電池とおひさまエコキュートの導入もできたらいいなぁ。

千聖: おひさまエコキュートって?

吉岡: 「おひさまエコキュート」っていうのは、太陽光でつくった電気と空気の熱を使ってお湯を沸かせるヒートポンプ給湯機のこと。日中の温かい空気でお湯を沸かす、効率的な仕組みなんだよね。

千聖: へー、その3つを揃えるとどんなことができるの?

吉岡: 日中は太陽光パネルで発電した電気を家電とか「おひさまエコキュート」に使える。

そして余った電気は蓄電池にためておいて、夜間に使えるんだ。

千聖: でも、蓄電池ってスマホで言えばバッテリーだよね。使い切ったら電気が使えなくなるとかはないの…?

吉岡: 足りない分はこれまでどおり電力会社から購入することになるよ。

千聖: 蓄電池の容量が満タンになったらどうなるの? せっかく太陽光で発電しているのに、捨てるとかもったいなくない?

吉岡: もちろん、蓄電池にためることができない余剰電力は、売ることもできる。

電気を家でつくる、ためる、つかう。 必要な分だけの電気を購入するというモデルを最大限に利用できれば、電気代の節約につながるかもしれない。

千聖: 実際どのくらいの節約になるの?

吉岡: 4人家族の試算だけど、だいたい月に1万3100円安くなる計算だね。試算の条件はこの記事の一番下(※)にあるから、後で見てみて。

千聖: 結構大きな金額になるんだね。

吉岡: なにより、太陽光をエネルギー源にして生活できるのは、環境にも優しいなと思って。

電気をためて使えれば、いつも通りの暮らしで省エネできるかもしれない

千聖: 最近は光熱費も上がってきたし、少しでも節約になるならいいね。家でも省エネ術を参考にして、エアコンの設定温度を控えめにしたり、冷蔵庫の設定温度も弱にしたりしてるけど、これ以上の省エネはなかなか難しいもんね。

吉岡: テレワークで自宅にいる時間も長いしね。

千聖: 日中もエアコンをつけたいけど、電気代のことを考えるとどうしても我慢しちゃうなぁ…。

吉岡: そうそう、省エネはするべきだけど、我慢するのは長続きしない。太陽光パネルと蓄電池、おひさまエコキュートを導入すれば、発電した電気を効率よく使えるから、普段通りの生活をするだけで省エネになるのはいいよね。

千聖: たしかにね。

吉岡: あと、蓄電池は災害への備えにもいいの!

たとえば落雷や災害などで一時的に停電になったとしても、ためておいた電気が使えるんだ。デジタルガジェットが動かないとか恐怖でしかないからね!

千聖: ふ〜ん、蓄電池ってどのくらいの時間、電気を使えるの?

※1 冷蔵庫運転時150W、待機時25W(運転時間:待機時間 =1:4) ※2 エアコン(冷房)100~900W(運転時間:待機時間=1:3)、 (暖房)100~2000W ※3 IH調理器消費電力:左IHヒータ3000W(10段階調節)を 900Wで使用

吉岡: たとえば7kWhクラスの蓄電池なら、スマホの充電、ルータ、テレビ、冷蔵庫、LED照明など、ライフラインとして必要な電気を24時間前後使える。

千聖: 災害のときでもスマホの充電ができたり、冷蔵庫やエアコンが使えたりするのは安心感があるね。

Image: TEPCOホームテック株式会社

吉岡: 蓄電池だけじゃなくて、おひさまエコキュートも災害への備えにいいんだ。おひさまエコキュートには貯湯タンクがついているから、断水しても水が使える。

千聖: 電気だけじゃなくて、水の確保ができるのはいいね。電気ももちろんだけど、やっぱり水の確保は大事だもんなぁ。

どんどん広まっていく「電気の地産地消」

Image: shutterstock

千聖: でも、なんで家庭菜園を始めるのと同時に電気もつくろうって思ったの?

吉岡: そこなんだけど、電気にも野菜のような「地産地消」という考え方があるからなんだよね。

千聖: 電気の…地産地消?

吉岡: これまで話してきた太陽光パネルや蓄電池、おひさまエコキュートを導入することも地産地消のひとつなんだよ。ほら、自分の家で電気をつくって自分の家でつかう、これってまさに地産地消じゃない?

千聖: たしかにそうだね。

吉岡: 実は自分の家だけの話じゃないんだ。自治体のまちづくりでも電気の地産地消が注目されている。いまは、大規模な発電所から広範囲の家庭に電気が届けられる。でも、もし、発電所などが災害でストップすると…。

千聖: ああ、停電などのトラブルも広範囲になるってことね。

吉岡: 電気の地産地消は災害に強い。なんてったって、発電設備や蓄電池システムが分散的に配置してあるから、広範囲で停電したとしても、自治体にある近くの発電設備から非常用として電気を供給できて、停電の影響を受けにくいんだよね。それが電気の地産地消のメリットの一つともいえるね。

千聖: 電気って空気みたいに普通にあるものだから全然興味なかったけど、こんなにも変化していたんだね。

電気の地産地消を手軽に始められるサブスクもある

Image: shutterstock

吉岡: 身近な電気だけど、つくり方も使われ方もポジティブに発展しているよね。

千聖: でも、太陽光パネルと蓄電池、おひさまエコキュートまで全部揃えると、いったい初期費用はいくらかかっちゃうんだろう…。

吉岡: 電気の地産地消には数百万円かかります、なんて言われたら、ちょっと考えちゃうよね。でも、最近は、太陽光パネルや蓄電池にもサブスクリプションサービスがあるんだ。

千聖: えっ、サブスクって音楽や動画サービスみたいな感じの?

吉岡: そう! 初期費用をかけずに定額で使えるから、ハードルがめちゃくちゃ下がっている。「エネカリ」や「エネカリプラス」というサービスがあるんだけど、どちらも初期費用0円(※2)で、自分の暮らしに合った省エネ機器を導入できる。

千聖: サブスクで初期費用がかからないのは魅力的だけど、月額はどの程度かかるの?

吉岡: 太陽光パネルの場合、家の大きさや屋根の形にもよるから一概には言えないんだけど、10年契約で月額6,600円(税込)(※3)から使える。

千聖: もっと高額になるかと思った。うちみたいに中古住宅でもつけられるの?

吉岡: もちろん設置条件はあるけど、中古住宅にもつけられる。

千聖: 太陽光発電と聞くと仰々しいイメージがあったけど、いまはハードルが低いんだね。

吉岡: 電気の地産地消、最高でしょう?

電気Loveな編集部員吉岡くんが心を寄せる、電気をつくり・暮らすエコな生活。

電気の地産地消と聞くと大層なことと思うかもしれませんが、実は個人でも実現できることです。それにより、社会全体の省エネに繋がりますし、地域の安心と地球環境にも貢献できてWin-Win。電気が必要不可欠な現代だからこそ、求められる電気との関係ではないでしょうか。

Photo: Daisuke Ishizaka

Source: 東京電力ホールディングス

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(※1)

【導入効果例の試算条件】

●建物条件:木造住宅地上2階4LDK120.08m²●家族人数:4人●断熱性能:住宅品確法断熱等性能等級等級5相当(ZEH水準)●地域区分:6地域(東京)●電気料金:ガス併用住宅「スタンダードS(60A)」、電化住宅「くらし上手L(10kVA)」●都市ガス料金:「東京ガス一般料金」●太陽光発電システム:5.25kW(パネル方位:真南から西へ45度)●蓄電池システム:4.2kWh(特定負荷型)●給湯機器:ガス併用住宅/潜熱回収型ガス給湯器、電化住宅/おひさまエコキュート(効率3.4)●暖冷房機器:エアコン●調理機器:ガス併用住宅/ガスコンロ、電化住宅/IHクッキングヒーター●浴室乾燥暖房機:ガス併用住宅/ガス式、電化住宅/電気式*燃料費調整額や原料費調整額、口座振替等の割引の適用状況、ご使用状況等によってはおトクにならない場合があります。*月額料金は100円未満切り捨てとしております。*電気料金には、再生可能エネルギー発電促進賦課金(2023年5月分から2024年4月分)を含みます。*電気料金には燃料費調整額を含みません。ガス料金には原料費調整額を含みません。国の電気・都市ガス料金軽減措置による値引きは含まれておりません。*電気料金は2023年7月1日改定料金で試算しています。*ガス料金は2023年4月1日実施料金で試算しています。*太陽光発電の買取単価は、2023年度の16円/kWhで算定しています。*東京電力エナジーパートナーのシミュレーションソフトにて試算しています。*金額はすべて税込となります。

(※2)

初期費用とは機器費用と標準工事費を指します。ご契約いただくサービスにより初期費用として足場費用等がかかる場合があります。また、おひさまエコキュートが住宅に標準採用されている場合、ご契約の建築会社へ直接お支払いが生じます。

(※3)

新築・おひさまエコキュート標準採用の場合の金額です。2023年11月時点のサービス料金です。

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