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高梨臨「夫をじわじわ攻めるような復讐劇が1つ、2つと展開されていくのが爽快な部分もあり、楽しんでいただけるかも」ドラマ「夫を社会的に抹殺する5つの方法 Season2」

  • 2024年1月9日
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2023年1月期に放送され、話題を集めたドラマ「夫を社会的に抹殺する5つの方法」のSeason2が1月9日(火)より、テレ東で放送開始。キャストは一新され、最愛の息子を失い、夫への復讐心を募らせる主人公・日野美咲を高梨 臨さんが演じる。「大切なものを失い、愛が憎しみへと変わる気持ちは共感できます」という高梨さんがドラマの見どころなど語ってくれた。

 

高梨臨●たかなし・りん…1988年12月17日生まれ、千葉県出身。2012年第65回カンヌ国際映画祭コンペティション部門にノミネートされた映画「ライク・サムワン・イン・ラブ」に主演。その後NHK連続テレビ小説「花子とアン」、「恋がヘタでも生きてます」などに出演。2023年はドラマ「VIVANT」、「単身花日」などに出演。出演待機作に、日英合作映画「コットンテール」(3月1日(金)公開予定)がある。Instagram

 

【高梨 臨さん撮り下ろし写真】

 

美咲が復讐にとらわれていく姿が怖くもあり、面白く感じられるポイント

──キャストを一新してのSeason2となりますが、改めて「夫を社会的に抹殺する5つの方法」って興味をそそられるタイトルだなと思いました。

 

高梨 最初に聞いたときは私もインパクトが強すぎると思いました。Season1を知っていたので、お話を頂いたときはSeason2をやるんだと思いました。このタイトルは、キャッチーでインパクトもあるし、Season2はどうなるんだろうってワクワク感を視聴者の皆さんに伝えられるのかなって思います。

 

──Season2の脚本をお読みになった印象はいかがですか。

 

高梨 ドラマチックな復讐劇ではありますが、根本にあるのは誰もが持っている普通の感情だと思います。私が演じる日野美咲は最愛の息子を亡くしたことがきっかけで、夫との問題に向き合い、愛した人への感情が復讐心へと変わっていく。美咲が復讐にとらわれていく姿が怖くもあり、視聴者の皆さんにとって面白く感じられるポイントなのかなって思いました。

 

──美咲という女性をどんな人物だと捉えていらっしゃいますか。

 

高梨 私ぐらいの年齢の人から見ると、等身大の女性に感じられると思います。ずっとマンガを描くという夢を見てきて、でも好きな人と出会い、結婚して子供が生まれ、子供の幸せを一番に願っている。そして子供が生まれてからは子供のための人生を送っている……それはよくある話だなと思うんですね。そんな普通の主婦が夫のせいで子供を亡くし、ドラマチックな復讐劇が始まるのは、なかなか現実感のある状況ではなくなりますけど、もともとは自分の意見や思っていることもなかなか言えないタイプ、でも幸せな家庭を築いている、そんな等身大な女性だと感じました。

 

愛は憎しみにも変わりやすい感情なのかな

──美咲はもともとマンガを描くのが大好きでしたが、編集者の夫に劣等感みたいなものを植え付けられているのかなって思いました。そんな美咲を演じる上で楽しみにしていることを教えてください。

 

高梨 モラハラっぽい夫の言葉に抑圧されたり、義理のお母さんに嫌味を言われても言い返せないところは、セリフのない表情での芝居が多いなと台本を読んでも感じていました。そこは丁寧に演じていきたいと思っています。美咲のそういう1つひとつの我慢が、復讐へのパワーになっていくんですね。息子を失った美咲はもうどうなってもいいって気持ちになっていましたが、復讐心によって生きる希望を見出していきます。その復讐心に取り憑かれてしまうところが、この作品の面白さだと思いますし、演じる上でその感情をどれだけ表現できるかがとても大切になると思うので、うまく表現できたらいいなと思っています。

 

──愛して結婚した夫に対して復讐心を抱く気持ちは理解できますか。

 

高梨 愛は憎しみにも変わりやすい感情なのかなって思うと、あり得ると思います。しかも美咲は子供という一番大切にしていた宝物を失って、裏切られた気持ちになり、怨みに変わってしまう。私にはその経験はありませんが、すごく理解できます。

 

社会的地位みたいなものを傷つけられることが一番感情に刺さる

──Season1の野村周平さんは見ているだけでムカッとする夫を演じていましたが、栁俊太郎さん演じる夫・日野 透についてどう思っていらっしゃいますか。

 

高梨 私も野村くんが演じるSeason1の夫は、なかなかインパクトがある夫だなと思いながら見ていました(笑)。栁くんは以前共演したことはありますが、向かい合って一緒にお芝居するのは今回が初めてなんです。ちょっと影があるところがすごく魅力的な方なので、幸せなところから始まり、だんだんと様子がおかしくなっていく2人を演じる過程で、化学反応が起きればいいなって思っています。

 

──栁さんご自身の印象はいかがでしょうか。

 

高梨 この作品では写真撮影が初めてのご一緒させていただく現場でしたが、スタジオに入ってきた瞬間から、スタイルが良くてオーラがすごくて。こんなにスタイリッシュな夫、すごく楽しみって思いました(笑)。お芝居に関しては、やりながら2人でいろいろとアイデアを出して、いい感じに生み出していければいいなと思っています。

 

──Season1は夫の弱いところを的確に狙って、ダメージを与える分かりやすい復讐を面白く見ていました。Season2はどんな復讐劇になりそうでしょうか。

 

高梨 原作ともちょっとストーリーが変わっていますが、タイトルどおり、夫の弱い部分をじわじわとせめて社会的な痛手を与えていくのはSeason1と共通しています。夫の透は社会的地位みたいなものを一番気にしているので、その部分を傷つけられることが一番感情にグサッと刺さるんですよね。そういうじわじわ攻めるような復讐劇が1つ、2つと展開されていくのが面白いし、爽快な部分もあり、楽しんでいただけるのではないかと思います。

 

次々に登場する怪しい人物たちの行動を見ながら推測してほしい

──だんだん復讐そのものを楽しむようになっていく妻の姿も見どころになりそうですね。

 

高梨 美咲の復讐は、最初は悲しみを抑えられずに始まるけれど、復讐していくことによってパワーみたいなものが自分の中に生まれてくるんでしょうね。果たしてそれでいいのか、幸せなのかと台本を読みながら考えさせられました。

 

──ステイタスのようなものに固執する人間を社会的地位から失墜させるのは、精神的にダメージを与える一番の方法かもしれないですね。

 

高梨 私も外で働いている人間として、周りにどう見られているか気になったり、気にしていないようでも承認欲求みたいなものももちろんあると思うんです。なので、社会的評価をどんどん下げられることって、生きている上で一番つらいことなんじゃないだろうかって思いました。

 

──登場人物が全員怪しくて、最終回まで気になる展開が続きそうですね。

 

高梨 みんながみんな怪しいですよね。その辺りは原作とはまた違うお話になっているので、原作を読んでいらっしゃる方も「どうなるんだろう」って、次々に登場する怪しい人物たちの行動を見ながら推測していただいて。それもこのドラマの楽しみの要素になっていると思います。

 

ウェアをカラフルにしたり、普段はしないような格好ができるのが楽しい

──それではここからは高梨さんがハマっているモノやコトについてお聞かせください。今まさにハマっているものって何かありますか。

 

高梨 今はゴルフです。寒くなってきましたが、お休みの日に月2回ぐらいは行っています。

 

──ハマったきっかけは?

 

高梨 コロナ禍でなかなか外に出られず、仕事も休みになって時間ができたところから始まりました。早朝に起きて、自然に囲まれた木がたくさん植えられた場所で運動するのが気持ち良すぎて。そこからどんどんハマっていきました。

 

──もともとスポーツはお好きなんですか?

 

高梨 はい、大好きです。走るのもすごく好きで、いつも家の近所を走っています。中学生ぐらいのころから駅伝とかやっていました。ランニングはずっと続けている趣味ですね。

 

──ゴルフやランニングするときに着るウェアにこだわりはあったりしますか。

 

高梨 とにかくゴルフなら派手な服が着られるみたいなところはありますね。短いスカートを履いて調子に乗っているんですけど(笑)。それはゴルフだから着られるっていうくらいのウェアがすごく好きです。ランニングウェアもそうですけど、カラフルにしたり、普段はしないような格好ができるのが楽しいです。

 

「乙女のポリシー」は走るペースにちょうどいい

──ランニングするときに音楽を聴いていらっしゃいますか。

 

高梨 普段走るときは聴いています。フルマラソンを走ろうと思って、真剣に走っていた時期があって、その頃は曲も聴かずにタイマーだけ持ってストイックに走っていましたが、今はリラックスするために好きな曲を聴きながら走っています。

 

──走っているときに気持ちいい曲は?

 

高梨 そのときにハマっている曲を聴いています。あとは「美少女戦士セーラームーン」の「乙女のポリシー」。子供のころ、すごく好きで聴いていたんですけど、走るペースにちょうどいいのでよく聴いています。

 

──ではお仕事のときに必ず持っていくものはありますか。

 

高梨 私、特に何もこだわりがないんですけど、時間が空いたときは永遠にケータイアプリでパズルゲームをしています。パズルゲームって、本当に何も考えないのがすごく楽なんです。ゲームをやりながら、セリフを覚えたりもします。パズルしながらセリフを読むと、すごく脳が楽なんですよね。どこかで脳をリセットしながらセリフを入れているんでしょうね。

 

 

(C)テレビ東京

ドラマチューズ!
「夫を社会的に抹殺する5つの方法 Season2」

1月9日(火)スタート テレ東ほか 毎週(火)深夜24・30〜25・00

 

(STAFF&CAST)
原作:「夫を社会的に抹殺する5つの方法」アップクロス・三田たたみ/CLLENN
監督:上村奈帆、的場政行
脚本:上村奈帆
出演:高梨 臨、栁 俊太郎、桜井玲香、工藤 遥、市村優汰、稲葉 友、藤田朋子、佐戸井けん太

【公式HP】https://www.tv-tokyo.co.jp/otosatsu2/
【公式X(Twitter)】@tx_otosatsu https://twitter.com/tx_otosatsu
【公式Instagram】@tx_otosatsu  https://www.instagram.com/tx_otosatsu/
【公式TikTok】  @tx__otosatsu  https://www.tiktok.com/@tx__otosatsu

(C)テレビ東京

 

撮影/映美 取材・文/佐久間裕子 ヘアメイク/高取篤史 スタイリスト/岡本純子

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