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「ここまでSTU48を守ってくれて、ありがとう」今村美月・甲斐心愛・瀧野由美子に聞く10thシングルとセンター・キャプテンを務めるうえでの心がけ

  • 2023年11月4日
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瀬戸内を拠点とするアイドルグループ・STU48の10thシングル「君は何を後悔するのか?」が、2023年11月15日(水)にリリース。本シングルは累計8作でセンターを務めたメンバー・瀧野由美子の卒業シングルでもある。本稿では、10thシングル選抜メンバーの今村美月・甲斐心愛・瀧野由美子にインタビュー。「君は何を後悔するのか?」の聞きどころや、メンバーそれぞれの視点から見たセンター・キャプテンの「役割」についてもお話を聞きました。

左から)甲斐心愛、瀧野由美子、今村美月

 

◆「君は何を後悔するのか?」は瀧野さんの卒業シングル。先日、大阪で開催された「STU48 全国ツアー2023」の千秋楽にてファンの方々の前で初披露されましたね。

瀧野:いつもの初披露とは違う、自分にとっては最後の初披露。これまでとは異なる緊張感がありました。私が「初披露します」と曲振りするのも最後で、「このドキドキも最後なのか」という気持ちと「ファンの方に早くパフォーマンスを見てほしいな」というワクワクの気持ちが入り混じっていました。

 

甲斐:この曲は(瀧野)由美子が真ん中にいて、メンバーが由美子のほうに手を伸ばしているポーズから始まるんです。私はちょうど由美子の姿が目に入る位置にいたこともあり、楽曲に込められた思いを考え、気持ちを入れて歌う準備が自然とできました。由美子がセンターにいてくれると、やっぱり安心感があるんですよね。ただ、そんな頼もしい背中を見ながらパフォーマンスするのもあと何回かしかないと思うと、手が震えちゃって。袖で泣いてしまいました。

 

今村:初披露前にゆみりん(瀧野)が曲の説明をしてくれる時間があって。そのとき私は、ゆみりんのいちばん近いポジションにいました。いつも以上に緊張しているのが伝わってきたんです。一緒に活動してきて約6年半。ここまでの歩みがあって今日があるんだなと、ゆみりんの言葉を聞きながら思っていました。その思いを胸にしつつも、まずはファンの方々に楽しんでもらえるよう、この曲を好きになってもらえるよう、精一杯パフォーマンスしました。

 

◆瀧野さんが卒業すると聞いたとき、おふたりはどんな気持ちでしたか?

今村:私はみなさんに発表するよりちょっと前に卒業について聞いたのですが、ものすごく前向きな決意を感じたんです。前を見て決めた卒業なので、応援の気持ちしかないですね!……と言いつつ、やっぱり寂しさはあります。だって、6年半もSTU48の1期生として一緒にやってきたんだから。でもやっぱり、「よく頑張ってきたよね、私たち」と言って送り出したいなという気持ちが、今は強いです。

 

甲斐:レッスンなどの休憩時に冗談で「いつまでおるか、わからんよ(笑)」って笑い合っていたのに、いざ本当に卒業すると聞いたときは、簡単には受け入れられなくて。ファンの方に発表したときも、まだ由美子が卒業するという実感が湧きませんでした。それくらい、由美子がいるSTU48が当たり前だったから。いなくなることが想像つかなかったんです。でも、こうやって由美子と取材を受けるのも最後なんだと思うと、実感せざるを得なくなります。寂しい気持ちが強いですね。

 

瀧野:卒業するってメンバーに伝えたとき、泣いてくれる子が多くて。ファンの方々への発表のときも、ジャケット写真を撮るときにも涙を流してくれる子がいました。自分が卒業することをこんなにも惜しんでくれる、寂しいと言ってくれる人がいることが、素直にうれしかったです。そうやって自分のことを思ってくれるメンバーがいるから、卒業までグループのために、最後の最後まで頑張りたいなと思えるんですよね。STU48はそういうグループなんです。

 

◆改めて、「君は何を後悔するのか?」の聞きどころを教えてください。

瀧野:まず、10枚目のシングルという節目で自分の卒業シングルをいただけることが、本当に光栄なことだと思っています。歌詞は自分の気持ちとリンクする部分も多いのですが、改めて見てみると、とても深くて。いろいろな人の心に届く気がしています。これからもSTU48メンバーに歌い継いでほしい楽曲ですね。

 

今村:ゆみりんが言っていた深い歌詞と合わせて、私はメロディも好きです。初めて聞いたときにAメロのリズムがすごくオシャレで印象的でした。Bメロはゆったり、サビに向けて勢いがつくという流れもいい。オケで聞いてもカッコいいなと思える楽曲です。ノリノリでレコーディングしました!

 

甲斐:私はダンスですね。サビで思い悩む仕草をするなど、歌詞と連動しているんですよ。イントロとアウトロでスカートを持ってフワッとさせるといった、衣装を生かした振り付けにも注目してほしいです。また、1stシングル「暗闇」を彷彿とさせる振り付けが曲中にちらほらと出てきて、STU48の歩みを感じられるようにもなっているんですよ。節目となる10thシングルで1stシングルの振り付けを入れることに意味があると、私は思っています!

 

瀧野:MVもぜひ見てほしいです。STU48のMVは、瀬戸内のきれいなロケーションでいつも撮影していて、今回は瀬戸内7県すべての場所で撮影しました。メンバーそれぞれが担当する県で撮影し、その日の夜にみんなで集まってダンスシーンの撮影をしたんです。MVで瀬戸内のいいところを見ていただけると思うので、ぜひ聖地巡りをしてみてください!

◆実は私、兵庫県出身なんです。

瀧野:そうなんですか!じゃあ、STU48だ。

 

◆以前に石田千穂さん・高雄さやかさん・中村舞さんにインタビューしたときも、同じことを言っていただきました(笑)。

今村:みんな、すぐに仲間にしたがるから(笑)。

 

甲斐:STU48へようこそ!じゃけえ、テープレコーダーが青色だったんですね。

 

◆そ、そうなんです!改めて、地元の魅力を伝えてくれるみなさんを、これからも応援していきます!

3人:ありがとうございます!

 

「みんなで背負っていければと思っています」

◆ここまでいろいろとお話をうかがってきましたが、瀧野さんはこれまでも多くの楽曲でセンターを務めてきました。アイドルグループのセンターとして、心がけていたことはありますか?

瀧野:心がけていたこと……。私は他の48グループのセンターさんと比べて、頼りない部分が多くて。だから、最初にセンターになったときから、いろいろな人に助けてもらわないとダメだろうなと思っていました。自分ひとりの力ではできないと最初から分かっていたので、メンバーみんなが味方になってくれるセンターでありたいなという気持ちが強かったんです。ファンの方々はもちろんですが、まずはメンバーに認めてもらいたいなって。その気持ちはずっと変わらなかったですね。

 

あと、センターになってから、より気を引き締めていたのは体調管理。任せてもらう分、他の子よりもいろいろなところへ行くことが多くなるし、代表として活動させてもらうことも増えるので、迷惑をかけないように体調はしっかり管理していました。お休みの日でも仕事の面での体調やモチベーション維持を第一に考えていましたね。

 

◆体が資本なんてよく言いますが、仕事をしていて、本当にその通りだと感じています。

瀧野:そう。体が資本なんです。もちろん、無理し過ぎはよくないですけど、頑張れるところは頑張っていました。

 

◆頼りない部分が多かったとのことですが、甲斐さんはさきほど頼もしい背中を見てきたとおっしゃられていました。きっと、頼りがいのあるセンターだったんだと思いますし、瀧野さんが心がけていたことはメンバーみなさんにも伝わっていたんじゃないかと思います。

瀧野:ありがとうございます……!

 

◆今村さんは、2020年からSTU48のキャプテンを務めていらっしゃいます。就任してから、心がけていることはありますか?

今村:いいのか悪いのかは分かりませんが、個人に肩入れし過ぎないようにしています。誰かの話を親身になって聞くのも大事だと思うのですが、それぞれに頼りにしているメンバーがいるので、すべてを私が聞かなくてもいいのかなと思っていて。もちろん、相談してくれる子たちとはちゃんと向き合って話を聞くし、話をしたいなと思うときには聞きます。ただ、「この子が心配だから、注力して話を聞いてあげる」みたいな、そういう差は付けないようにしたくて。みんなを同じ目線で見られたらいいなと思っています。私自身もフラットで見てくれる人が好きなので。

 

◆なるほど。

今村:私が話を聞くことを、逆に負荷に感じるメンバーや場面もある気がするんですよね。例えば、心愛は後輩と同じ目線でワチャワチャしていることが多いから、なかには親しみやすい心愛に相談しやすいという子もいるんじゃないかな。1期生のみんなは、私に任せっきりにしたくないとも言ってくれています。みんながグループのことを思ってくれているからこそ、今の自分の在り方でいられているんだろうなぁ。特に1期生みんながもう、リーダーみたいな感じです。

 

◆甲斐さんはセンター・キャプテンでの2人の活動を見て、どのように感じていますか?

甲斐:レッスンやいろいろな活動があるなかで、誰もが年齢の離れたメンバーと最初から仲良く接する余裕が持てるわけではなくて。でも、由美子は当たり前のように、中学生で何も分かっていなかった私と最初から仲良くしてくれました。家まで一緒に帰ってくれたこともあったなぁ。そんな由美子がセンターの重圧に苦しんでいる姿を見たとき、こんなに近くにいるのに、由美子がSTU48を守ってくれていたことを全然分かっていなかったと痛感して。由美子本人は言わないだろうけど、自分の言葉がSTU48のイメージになるから、責任感を持って、慎重に考えて行動・発言をしていたと思います。いろいろな行動でSTU48を守ってくれました。本当にありがとう。

 

瀧野:こちらこそ、ありがとね。

 

甲斐:みちゅ(今村)は、周りに完璧、完璧と言われ過ぎて、完璧を求められすぎて一度大変になったことがあって。いつかのコンサートの後に、「みんなの前に立って何かを言ったり、場を引き締めたりするのが性格的に無理」と泣いてしまったことがあったんです。みちゅは負けず嫌いで、みんなでいいものを作りたいという気持ちが強い子なのに、そうやって爆発している姿を見て、私も一緒に泣きました。私に何ができるか分からないですし、そういうときに話を聞けないタイプなのですが、隣にいて一緒に泣くことはできます。その行動が正しいか分かりませんが、みちゅだけに任せるのではなく、みんなで背負っていければと思っています。

 

今村:ありがとう。頼りにしてる。

 

甲斐:うん、みちゅはね、今の感じでいいよ!分からんと言いながらキャプテンをやっているのが、みちゅのキャプテンの形だとも思うし、今のSTU48がそれで成り立っていると思うから!

 

瀧野:こういうメンバーがいるSTU48を、これからもよろしくお願いします。

 

PROFILE

STU48

国内6番目のAKB48姉妹グループとして2017年3月に誕生。「瀬戸内」エリアを本拠地とし、「1つの海、7つの県」を中心に活動するAKB48グループ初の広域アイドルグループ。瀬戸内(SeToUchi)の頭文字からSTU48(エスティーユー フォーティエイト)と命名される。瀬戸内7県を巡業公演しながら、全国に「瀬戸内の声」を届ける活動とパフォーマンスを展開中。

 

今村美月

●いまむら・みつき…2000年2月19日生まれ。広島県出身。O型。STU48の1期生。

https://twitter.com/michu219_stu48

 

甲斐心愛

●かい・ここあ…2003年11月28日生まれ。広島県出身。B型。STU48の1期生。

https://twitter.com/k_cocoa1128

 

瀧野由美子

●たきの・ゆみこ…1997年9月24日生まれ。山口県出身。O型。STU48の1期生。

https://twitter.com/stu48_yumianko

 

●photo/YOSHIHITO_SASAKI text/M.TOKU

 

INFORMATION

■リリース情報

10th Single『君は何を後悔するのか?』

2023年11月15日(水)発売

※Type A・B・劇場盤の3形態でリリース。

先行配信リンク:https://lnk.to/stu48_kimiwananiwokoukaisurunoka_senkou

 

■コンサート情報

STU48 瀧野由美子 卒業コンサート

2023年11月3日(金・祝)広島県・広島グリーンアリーナ

※リリース情報・公演詳細はSTU48公式サイトを参照

 

STU48公式サイト:https://www.stu48.com/

STU48公式Twitter:https://twitter.com/STU48_official_

STU48公式Instagram:http://instagram.com/stu48.official/

STU48公式TikTok:https://www.tiktok.com/@stu48.official

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