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夏場の湿度で洗濯物が乾かない! 山善の「衣類乾燥除湿機 YDC-E300」は救世主となるか

  • 2023年7月25日
  • GetNavi web

梅雨が明けても油断は禁物。夏場は突然のスコールが降ることもありますし、台風が来る季節でもあるので洗濯物がいつまでもジメジメして困る日が多かったりします。

 

ドラム式洗濯乾燥機や浴室乾燥のない家庭では、いまや衣類乾燥除湿機が欠かせないと言っても過言ではありません。そこで今回使ってみたのが、山善の「衣類乾燥除湿機 YDC-E300」です。これまで様々な衣類乾燥除湿機を使ってきましたが、このモデルは筆者も大満足の一台でした!

↑山善の「衣類乾燥除湿機 YDC-E300」。実売価格は3万9800円(税込)、サイズは幅39.3×奥行29.8×高さ61.9cm、重さは20.1kgと大きめ。消費電力は535/610W(50/60Hz)

 

夏場に強いコンプレッサー式

本製品は、コンプレッサー方式を採用。衣類乾燥除湿機には「コンプレッサー方式」「デシカント方式」「ハイブリッド方式」の3種類があり、コンプレッサー式は湿った空気を冷却器で冷やし、湿気を水滴にしてタンクに回収する方式です。これはエアコンの除湿と同じ仕組みで、気温の高い夏場に適しているのだとか。

↑背面の本体下部に水が溜まる仕様。水タンクの容量は7.7Lの大容量

 

逆に、冬場は気温が低いので湿気が水滴になりにくく、除湿能力が低くなってしまいます。また、運転音が大きめなのもコンプレッサー方式の特徴。リビングなどで使用する場合は、就寝時など部屋に人がいないときに使うほうがいいでしょう。

↑仕事部屋で乾燥させながら仕事をしていたが、駆動音が大きいので集中しづらかった

 

4時間で2人分の衣類が完全に乾いた

以前、デシカント方式の衣類乾燥除湿機を使った際は2人分の洗濯物を完全に乾かすのに6時間かかりました。「衣類乾燥除湿機って案外時間がかかるんだな」というのが正直な感想だったのですが、今回、コンプレッサー方式の本製品を使ってみると、わずか4時間で完全に乾燥できました。

↑2時間で7割ほど乾き、4時間でバスタオルもしっかり乾いていた

 

風量は弱/強の2段階、モードは除湿/送風/乾燥の3つを搭載しています。風向は自動でルーバーが上下30〜80度に動き、ルーバーを手動で固定することも可能です。上下だけでは乾きにくいのではと不安でしたが、端に干したバスタオルまできれいに乾いていることに驚きました。

↑風は本体上部から出る。操作ボタンも上部にあり、操作がわかりやすい。湿度は40〜70%での設定が可能

 

使用後は水タンクの水を捨てるのを忘れずに。ちなみに付属の排水溝アダプターと排水ホースを取り付ければ、連続排水も可能です。浴室など排水できる場所で使うのであれば、水タンクの容量を気にする必要もないでしょう。その際、オン/オフタイマーを1〜8時間で設定できるので、必要な時間だけ使用すると省エネに繋がります。

↑1回洗濯物を乾かしただけで、結構な量の水が溜まっていた。水タンクはハンドル付きなので水が捨てやすい

 

細々とした部分の使い勝手の良さがいい

本製品は、キャスター付きなので動かしやすいのもポイントです。また、チャイルドロック機能を使えば、小さな子どもが誤操作するといった心配もありません。

 

個人的にありがたかったのが、フィルターの手入れのしやすさです。背面のフィルターのホコリを掃除機で吸い取るだけでOK。フィルターが目詰まりすると除湿性能が低下するので、2週間に1回程度の手入れが必要なのですが、この手軽さなら苦になりません。汚れが取れないときは洗い流すといいそうです。

↑フィルター枠を取り外すのにネジを取る必要があるが、扱い方がわかりやすい

 

【まとめ】夏場の除湿や部屋干しなど利用シーンが幅広い

本製品の除湿面積の目安(50/60Hz)は、集合住宅で68/76畳、プレハブで52/58畳、木造で34/38畳となっており、かなり広い部屋でも使えます。衣類乾燥に使うのはもちろん、部屋の除湿や押し入れの湿気対策にも活用できるでしょう。

 

また、最大で500mlペットボトル60本分の水分を除湿できる大容量な水タンクだからこそ、安心して長時間使用できます。衣類除湿乾燥機ってちょっと面倒くさそう……なんて思っている人にぜひ使ってほしい一台です。

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