顔やボディの日焼け対策は万全でも、つい忘れがちなのが“髪と頭皮”のUVケア。紫外線が強くなる季節に何も対策をしないままだと、髪のキューティクルが傷つくだけでなく、健康な髪を育む土台である頭皮にもダメージが加わり、パサつきやツヤの低下など、“老け髪”の原因に。特にヘアカラーをしている髪は紫外線の影響を受けやすいため、美しい髪色を保ちたい人にとってもUV対策は必須!
今回は、2025年発売の“髪&頭皮用”日焼け止めアイテムをピックアップ。各ブランドのPRに聞いた効果的な使い方もあわせて、今年はヘアのUVケアにも力を入れて!
のびのよいバームの質感で、手のひらにのせるとすぐにとろけてオイル状に。ボディと髪のUVケアに使える、バームタイプの日焼け止めがアリィーから新登場。
注目は、髪のスタイリングにも万能に使えるところ。パサつきをおさえ、ツヤのあるセミウェットな仕上がりが続きます。また、髪1本1本をコーティングし、紫外線ダメージから髪を守ることでヘアカラーの色落ちを防ぐ効果も。朝、スタイリングしながらUV対策まできちんとできるアイテムは、デイリーに活躍間違いなし。
「ブロー、アイロンなどでヘアベースを作ったら、髪にバームをなじませていきます。セミロングで、パール2〜3個分が目安量。一度に手にとらず、都度足しながら塗布するのが、ムラなくなじませるコツ。手のひらでよくのばしてから、毛先、表面など全体につけていき、最後に前髪や紫外線のあたりやすい頭頂部の髪に軽くなじませてください」(アリィー PR加藤さん)
カネボウ化粧品
高いUVカット効果で、顔・体・髪までしっかり紫外線対策。スプレータイプで手を汚さずつけられ、汗や皮脂にも強いので効果が長持ち。60gサイズは持ち運びにも便利です。
うるおい成分が豊富に配合されている他、美白効果の「トラネキサム酸」、肌荒れやニキビ予防に働く「グリチルリチン酸ジカリウム」も配合。顔につけた流れで頭皮にもシューッとスプレーしておけば、UV対策に加えケア効果も期待できそう。
「頭皮から15cm以上離してスプレーし、全体的にいきわたるようにつけましょう。2、3時間を目安に塗り直しするとより効果的。髪や頭皮も紫外線、乾燥のダメージを受けているので、UVカットしながらしっかりうるおいケアすることも大切です」(&be PR志賀さん)
Clue
逆さにしても使えるのが便利で、顔はもちろん髪や頭皮、うなじのあたりまで、手の届きにくい部分にも塗布できて、ぬかりなくUVカット。
紫外線による乾燥ダメージをケアするために、「マドンナリリーエキス」や「カミツレエキス」、さらに高い保湿効果を持つ「ヒアルハイドレーター」などを贅沢に配合。UV対策をしながら、肌のうるおいケアも同時にできる。
シュッとスプレーすると、ホワイトフローラルの香りがふんわり広がり、ケアタイムが心地よいひとときに。フレグランス感覚で使えるので、蒸し暑日の外出先でも活躍しそう!
「髪から10cmほど離してスプレーして、まんべんなくつけてください。ホワイトフローラルの香りがフレグランスをまとったようにふんわりと包み込み、髪にイヤなニオイがつくのを防いてくれます」(ジルスチュアートPR山田さん)
ジルスチュアート ビューティ
ヘアケアメーカーならではの、髪と頭皮のことを考え抜いた処方に注目。SPF50+・PA++++に加え、耐水性にも優れ、アウトドアや海・プールなどの夏レジャーの対策にもばっちり対応。
「ブドウ種子エキス」を配合しており、カラーの褪色を防いだり、パサつきなどのダメージを抑制する効果も期待できるのがうれしい限り。
速乾性が高く、ベタつかずサラッとした仕上がり。髪や頭皮に気軽にスプレーでき、外出先での塗り直しも快適に使えます。
「肌や髪から10〜15cm離して塗布し、ムラなくなじませてください。朝お出かけ前に全身に塗布し、2時間に1回くらいの塗り直しがおすすめ。汗や水で濡れている場合は、一度タオルなどで水気をふきとってからつけましょう。特に分け目や首などが塗布もれしやすいので、意識してつけてみてください」(デミ コスメティクスPR菅野さん)
デミ コスメティクス
「サンブロック成分」「シールドフラーレン」「シルクプロテイン」を組み合わせた、シャイニーダメージリペア処方が特徴のヘアオイル。スタイリングしながら同時にUVケアを叶え、日中もうるおいあふれるツヤ髪をキープできるアイテムです。
髪を保護・補修する成分に加え、紫外線を吸収して発光する成分を配合しており、太陽の光にあたると髪のツヤ感がアップ。ヘアカラーの褪色予防やヘアアイロンの熱から髪を守るなど、美髪のための効果を凝縮!
うるおい成分豊富なので、UVカット成分を配合していても、きしみなく指通りのよい仕上がりになるのもうれしいポイント。
「お出かけ前の乾いた髪への使用がおすすめ。通常のヘアオイルを使うのと同じように、髪になじませてください。毛先からしっかりつけて、手に残った少量を、最後に気になる頭頂部などになでるようにつけると全体的にしっかりUVカットできます。また、手に少し残ったものはそのまま手になじませてハンドオイルにしてもOK」(I-ne PR中澤さん)
I-ne
無色素、無香料、無鉱物油、ノンパラベン、ノンアルコール。紫外線カット成分をシルクカプセルで包むことで、直接肌に触れず負担が少ないのも注目ポイント。1歳から使えて優しさにとことんこだわった処方は、敏感肌のUVケアアイテムとしても見逃せません。
スプレータイプで、全身のケアにOK。服や靴にかかっても大丈夫なくらい(※)透明なので、髪&頭皮にも気軽に使えます。また、キャップはつけ外し不要で、くるっと回すだけで楽々スプレーできる新形状。時間がない朝にもサッとすぐに使えるのがうれしい!
※衣類用ではありません。衣類の素材によってはシミになることもありますのでご注意ください。
7種の植物成分他、うるおい成分豊富で、使用感の心地よさもバッチリ。夏のUVケアの必需品になりそう。
「つける時は、15〜20cmくらい離してスプレーしてください。2〜3時間おきを目安に塗り直しするとより効果的。透明タイプなので、鏡を見なくてもシューッと全体にスプレーできて簡単に使えます」(石澤研究所 PR林さん)
石澤研究所
SPF50+・PA++++の強力な紫外線カット効果で、髪もボディも全身のUVケアができる万能スプレー。きめ細やかな霧状でベタつかず、塗り直しもしやすいからこの夏出番が増えそうです。
アルガンオイルやホホバオイルを配合しており、紫外線による乾燥から守ってくれるのはもちろん、髪の自然なツヤ感がアップ。どんなシーンでも使いやすい無香料タイプは1本確実にゲットして。
「缶を上下によく振り、肌から10〜15cmくらい離してスプレーし、ムラなくなじませてください。白くなりにくいため、髪や頭皮などにもまんべんなくつけられます。落とす際は、洗顔料・クレンジングで丁寧に洗い流しましょう」(ネイチャーラボ広報部担当者)
ネイチャーラボ
国内最高基準値のSPF50+・PA++++、ウォータープルーフ処方で汗や水に強い処方でありながら、石けんオフできるUVカットスプレー。ノンパウダーで白残りしない透明タイプなので、髪や頭皮にも手軽に使うことができます。
冷感成分2種類(メントール、メントキシプロパンジオール)を配合しているのも特徴。冷感の立ち上がりが早く、持続力にも優れているため、塗った直後だけでなくしばらく経った後でも汗や風に反応してひんやり心地いい! ジメジメした夏場でも快適なUVケアを叶えます。
「お出かけ前に全身にシューッとひとふきすることで、UV対策だけでなく爽やかなクールオレンジの香りが広がり、気分まですっきり。日焼け止めの塗り直しのついでにリフレッシュ&保湿もできるので、会社にも1本置いておくのがおすすめです」(ヤーマンPR小南さん)
ヤーマン
文=青木麻理