春真っ盛り。日本各地に、今しか見られない、かけがえのない美しい景色が広がっています。今回は、一面の青い小さなお花に囲まれて、まるで絵本の中にいるような気分になれるネモフィラの名所をまとめました。春のおでかけ先候補にどうぞ。
※記載されている「見ごろ」は例年のものです。気候等により変動する場合がございます。
※施設の休業、イベントの中止・延期の可能性がございます。事前にご確認ください。
宮崎を代表するサーフスポット「金ヶ浜」に隣接する「金ヶ浜ビュー園地」では、4月中旬頃にネモフィラの群生が楽しめる。
淡いブルーのネモフィラに、こぼれ種で育った赤やピンクのコスモスが混ざると、春と秋を同時に感じることができる、珍しい光景に出会えるのが魅力。日向灘の青い海と一緒に楽しもう。
ネモフィラ群生地(ネモフィラぐんせいち)
所在地 宮崎県日向市幸脇 ニュータウン下
https://www.instagram.com/kanegahama_view_park/
耶馬渓(やばけい)は、中津市・玖珠町にまたがる「日本新三景」にも選定されている景勝地。
その耶馬渓屈指の名勝、競秀峰(きょうしゅうほう)の裾野に位置するのが、禅海和尚が掘り抜いた青の洞門(あおのどうもん)。
青の洞門の対岸の田んぼ一面に、青く可愛いネモフィラの花が咲き誇り、美しいブルーの世界が広がる。
見ごろの時期:4月初旬〜GW頃
青の洞門のネモフィラ畑(あおのどうもんのねもふぃらばたけ)
所在地 大分県中津市本耶馬渓町曽木
https://nakatsuyaba.com/?introduce=doumon0815
海の中道海浜公園は、2つの海に囲まれた砂州「海の中道」に位置する国営公園。
大都市にありながら自然豊かで、1年を通して四季折々の花が楽しめる。中でも、春のイチオシは、花の丘を真っ青に染める約120万本のネモフィラ畑。海風に吹かれて可憐に揺れる姿が可愛らしい。
海の中道海浜公園のネモフィラ畑(うみのなかみちかいひんこうえんのネモフィラばたけ)
所在地 福岡県福岡市東区大字西戸崎18-25
https://www.crossroadfukuoka.jp/spot/12408
火の山公園は、標高268メートルの火の山の山頂にある公園。関門海峡をはさみ、下関と対岸の門司を一望できる人気スポットだ。
火の山公園のトルコチューリップ園は、春になるとチューリップやビオラ、ネモフィラのコントラストが美しく、絵本から飛び出したような花畑の風景にうっとりとする。ソメイヨシノやヤマザクラなど約1,000本の桜が咲き乱れている公園でもあり、桜とチューリップなど春の花々との共演も楽しめる。
壮大な風景が眺められるロープウェイも人気で、晴れ晴れとした気分にしてくれる。
火の山公園(ひのやまこうえん)
所在地 山口県下関市みもすそ川町 (火の山山麓)
https://yamaguchi-tourism.jp/spot/detail_15277.html
Flower village花夢の里は、世羅高原の雄大なロケーションのもと、季節の花々による共演を楽しめるスポット。春は、西日本最大級45万株の芝桜と100万本のネモフィラが広がる芝桜とネモフィラの丘となり、一面がピンクとブルーに染まる絶景を満喫できる。
花畑の中にドレスのような立体花壇のフォトスポットのある「花咲小町」「プリンセスガーデン」、ネモフィラに囲まれてポツンと佇む「しあわせのバス停」、今年エリアを拡大したナデシコの花畑「大和撫子」など、エリアごとにテーマの異なるスポットが点在する。
高原一面を覆い尽くす花々と吹き抜ける風が心地よく、開放的な気分に。
開催期間:2024年3月30日(土)〜5月12日(日)
芝桜とネモフィラの丘 2024 (しばざくらネモフィラのおか2024)
所在地 Flower village 花夢の里(広島県世羅郡世羅町上津田3-3)
https://sera.ne.jp/km/shibazakura/
年間を通じて季節の花が楽しめる、ドイツの農村をイメージしたテーマパーク。ヨーロッパ調の建物をバックに、ひまわりやコスモスなど季節を代表する花々が咲き誇る。
ワイナリーや本場ドイツの味を楽しめるレストラン、ゴーカートなどで遊べるアクティビティまでそろい、幅広い世代が楽しめるスポットだ。
特に、園内のお花畑や赤磐市の山並みを一望できる高さ10メートルのブランコが有名で、空に漕ぎ出すような体験ができる。4月上旬〜5月上旬は、チューリップとネモフィラの競演を楽しめるハイシーズン。ブランコの足元にも花が咲き乱れ、メルヘンチックな気分に。
見ごろの時期:例年4月上旬〜5月上旬
おかやまフォレストパーク ドイツの森のネモフィラとチューリップ(おかやまフォレストパーク ドイツのもりのネモフィラとチューリップ)
所在地 岡山県赤磐市仁堀中2006
https://www.okayama-kanko.jp/spot/11211
大阪市の人工島・舞洲にある大阪まいしまシーサイドパークは、美しいネモフィラの景観が楽しめる公園。
毎年4月上旬〜5月上旬頃、ネモフィラが見ごろを迎える時期に合わせて「ネモフィラ祭り」が開催され、Instagramフォトコンテストなどが行われる。
約4.4ヘクタールの広大な敷地で見られるネモフィラの数は、約100万株と関西で最大規模。大阪湾を背景にたくさんのネモフィラが咲き誇り、丘一面が鮮やかなプラチナブルーに染め上げられる。
また、園内には桜並木やチューリップ畑もあり、ネモフィラとコラボレーションした色とりどり景色が眺められる。
2024年ネモフィラ祭り開催期間:2024年4月6日(土)〜5月6日(月・祝)
大阪まいしまシーサイドパークのネモフィラ(おおさかまいしまシーサイドパークのネモフィラ)
所在地 大阪府大阪市此花区北港緑地2丁目
https://seasidepark.maishima.com/
花博記念公園鶴見緑地は、EXPO'90「国際花と緑の博覧会」会場の跡地を再整備して造られた、約123ヘクタールの広さを誇る公園。
丘の上に立つ風車の足下いっぱいにネモフィラが咲き誇り、まるでオランダに来たような気分に。真っ青なネモフィラの花と青い空がマッチし、白い風車が美しいコントラストを生み出す様は圧巻。
さらに3月下旬以降になると様々な色のチューリップとのコラボが見られ、素晴らしい景色が楽しめる。
花博記念公園鶴見緑地のネモフィラ(はなはくきねんこうえんつるみりょくちのネモフィラ)
所在地 大阪府花博記念公園鶴見緑地
https://osaka-info.jp/page/tsurumiryokuchi-expo-commemorative-park
淡路島北端に位置する淡路夢舞台は、土砂の採掘跡地に創られた広大なリゾート施設。建築家・安藤忠雄氏のグランドデザインによる施設群と自然が一体となって、壮大な景色を創り出している。
敷地内には、山の斜面に沿って階段状に100個の花壇が並ぶ「百段苑」、日本最大級の温室「あわじグリーン館」、季節の花や緑が一年中楽しめる「淡路島国営明石海峡公園」などがあり、自然と溶け込みながらも存在感を示す、安藤建築を堪能できる。
所在地 兵庫県淡路市夢舞台2番地
https://www.hyogo-tourism.jp/spot/result/909?a-6=6&c-5=5&q=
埼玉県比企郡滑川町と熊谷市楊井にまたがる304ヘクタールもの丘陵地に整備された全国初の国立公園、国営武蔵丘陵森林公園には、約10万本のネモフィラが植栽されている。
春になると一面に青いネモフィラが広がり、幻想的な絶景を見ることができる。4月上旬が見ごろで、同時期はアイスランドポピーも楽しめる。
国営武蔵丘陵森林公園のネモフィラ(こくえいむさしきゅうりょうしんりんこうえんのネモフィラ)
所在地 埼玉県比企郡滑川町山田1920
https://www.shinrinkoen.jp/
文=佐藤由樹、桐生奈奈子